創世記

 1  2  3  4  5  6  7  8  9  11  12  13  15  17  18  21  22  27  28  31  32  46  49  50

エギペトを出づる記

 1  2  3  12  13  14  15  19  20  24  33  34  40

レワィト記

 12  26

民数記

 8  11  24

申命記

 1  10  32

イイスス・ナワィン記

 3  5

士師記

 6  13

列王記

   8  17  18  19
   2  4  5

イエゼキイリの預言書

 1  2  3  36  37  43  44

イオナの預言書

 1  2  3  4





創世記

1 1 元始はじめかみてんつくれり。
2 かたちなくむなしくして、やみふちおもてり、かみ神゜しん みづおもていくせり。
3 かみへり、ひかりあるべし。すなはちひかりれり。
4 かみひかりよしとせり、かみひかりやみよりわかてり。
5 かみひかりひるづけ、やみよるづけたり。ゆふあり、あさあり、一日いちじつなり。
6 かみへり、みづなかに、穹蒼おほぞらありて、みづみづよりわかつべし。すなはちれり。
7 かみ穹蒼おほぞらつくりて、穹蒼おほぞらしたみづ穹蒼おほぞらうへみづよりわかてり。
8 かみ穹蒼おほぞらてんづけたり。かみこれよしとせり。ゆふあり、あさあり、だいじつなり。
9 かみへり、てんみづひとところあつまりて、くがあらはるべし。すなはちれり。てんみづそのところあつまりて、くがあらはれたり。
10 かみくがづけ、みづあつまりうみづけたり。かみこれよしとせり。
11 かみへり、青草あをくさたねを、そのるゐそのせうしたがひてくさと、じゃうそのるゐしたがひて、おのれうちたねいだむすところくだものとをしゃうずべし。すなはちれり。
12 青草あをくさと、たねそのるゐそのせうしたがひてくさと、じゃうそのるゐしたがひて、おのれうちたねいだむすところくだものとをしゃうぜり。かみこれよしとせり。
13 ゆふあり、あさあり、第三日だいさんじつなり。
14 かみへり、てん穹蒼おほぞら光明ひかりありて、ひるよるとをわかち、また天象しるしため時節ときためためとしためるべし、
15 またてん穹蒼おほぞらりててらひかりるべし。すなはちれり。
16 かみふたつおほいなるひかりつくり、おほいなるひかりひるつかさどらしめ、ちひさひかりよるつかさどらしめ、またほしつくれり、
17 かみこれてん穹蒼おほぞらきて、てらさしめ、
18 ひるよるとをつかさどらしめ、ひかりやみとをわかたしめたり。かみこれよしとせり。
19 ゆふあり、あさあり、だいじつなり。
20 かみへり、みづは、生命いのちある諸動物しょどうぶつさんすべし。またとりうへに、てん穹蒼おほぞらぶべし。すなはちれり。
21 かみおほいなるうをおよみづそのるゐしたがひてさんするところ生命いのちある諸動物しょどうぶつまたもろもろとぶとりそのるゐしたがひてつくれり。
22 かみこれよしとせり。かみこれしゅくしてへり、めよ、えよ、うみみづてよ、またとりゆべし。
24 ゆふあり、あさあり、第五日だいごじつなり。かみへり、生物いきものそのるゐしたがひて、ちくと、昆蟲はふものと、けものとをそのるゐしたがひてさんすべし。すなはちれり。
25 かみけものそのるゐしたがひて、ちくそのるゐしたがひて、もろもろ昆蟲はふものそのるゐしたがひてつくれり。かみこれよしとせり。
26 かみへり、ひとわれざうと、われせうとにしたがひてつくるべし、かれうみうをと、天空そらとりと、けものと、ちくと、ぜんと、ところもろもろ昆蟲はふものとをつかさどるべし。
27 かみすなはちおのれざうしたがひてひとつくり、かみざうしたがひてこれつくれり、これ男女なんにょつくれり。
28 かみかれしゅくしてへり、めよ、えよ、てよ、これをさめよ、またうみうをけものと、天空そらとりと、もろもろちくと、ぜんと、ところもろもろ昆蟲はふものとをつかさどれ。
29 かみまたへり、よ、われなんぢに、ぜんおもてたねことごとくのくさおよくべきたねいだむすところことごとくのあたへたり、なんぢかてらん、
30 またすべてのけもの天空そらすべてのとりおよところすべての昆蟲はふものおよ生命いのちあるものには、われしょくとしてすべてのあをくさあたへたり。すなはちれり。
31 かみそのつくりしことごとくのものはなはだしとせり。ゆふあり、あさあり、第六日だいろくじつなり。

2 1 てんおよそのことごとくのさうしょくれり。
2 かみ第六日だいろくじつそのつくりたるわざへ、第七日だいしちじつそのつくりたることごとくのわざよりやすめり。
3 かみ第七日だいしちじつしゅくして、これせいにせり、けだしおいかみつくりたるそのことごとくのわざよりやすめり。
4 てん創造さうざうなり、すなはちしゅかみてんつくり、
5 およすべてのさうもくいまらざりしものすべての草蔬くさいましゃうぜざりしものつくりしことなり、ときしゅかみいまあめくださず、またたがへひとなかりき、
6 きりよりのぼりて、あまねおもてうるほせり。
7 しゅかみちりもつひとつくリ、生命いのちいきそのおもてれたり、ひとすなはちけるたましひれり。
8 しゅかみひがしかたエデムにそのゑて、つくりたるひと彼処かしこきたり。
9 しゅかみるにうるはしく、くらふにもろもろよりしゃうぜしめ、またそのなか生命いのちおよぜんあくわかしゃうぜしめたり。
10 かははエデムよりでてそのうるほし、彼処かしこよりわかれてよつれり。
11 その第一だいいちをフィソンとふ、れはエワィラトのぜんめぐものなり、
12 彼処かしこきんあり、きんし、彼処かしこまたこうぎょくおよへきぎょくあり。
13 だいかははゲヲンとふ、れはエフィオピヤのぜんめぐものなり。
14 第三だいさんかははティグルとふ、れはアッシリヤのひがしながるゝものなり。だいかははエフラトなり。
15 しゅかみつくリたるひとりて、かれ楽園らくゑんきたり、これをさめ、これまもらんためなり。
16 しゅかみはアダムにいましめてへり、そのすべてのは、なんぢこころまかせてこれくらへ、
17 しかれどもぜんあくは、なんぢそのくらなかれ、けだしなんぢこれくらにはかならずなん。
18 しゅかみまたへり、ひとひとりるはからず、われかれためかれかな助者たすけつくらん。
19 かみまたつちよりすべてのけものと、天空そらすべてのとりとをつくりて、これをアダムのまへひきいたれり、その如何いかこれづくるをためなり、アダムがすべての生物いきものづけしところは、みなそのれり。
20 アダムはすべてのちくと、天空そらすべてのとりと、すべてのけものとにあたへたり、しかれどもアダムにはこれかな助者たすけえざりき。
21 しゅかみはアダムをふかねむらしめ、ねむりしときそのあばらぼねひとつり、にくもつそのところたせり。
21 しゅかみはアダムよりりたるあばらぼねもつをんなつくり、これをアダムにたづさきたれり。
23 アダムへり。すなはちほねほねにくにくなり、れはをんなづけられん、をとこよりられしをもつてなり。
24 ゆゑひとその父母ふぼはなれ、そのつまきて、ふたつもの一体いつたいらん。
25 アダムとそのつまとはにんともはだかにして、ぢざりき。

3 1 しゅかみつくりたる生物いきものうちへびもつともさとかりき。へびをんなへり、かみまことなんぢそのすべてのくらなかれとひしか。
2 をんなへびへり、われそのすべてのくらふを
3 ただそのなかは、かみなんぢこれくらなかれ、またこれさはなかれ、なざらんためなりとへり。
4 へびをんなへり、なんぢかならずなざらん、
5 かみなんぢこれくらは、なんぢひらなんぢかみごとくなりて、ぜんあくらんことをりたればなり。
6 をんなて、くらふにく、うるはしく、智慧ちゑあたふるにりてしたふべしとし、つひりてしょくひ、またこれおのれともにするをつとあたへたれば、かれくらへり。
7 二人ふたりひらけて、かれそのはだかなるをり、すなはち無花果樹いちじくつづりて、おのれためつくれり。
8 かたぶけるときそのうちあそベるしゅかみこゑきたれば、アダムおよそのつましゅかみかんばせけて、そのあひだかくれたり。
9 しゅかみはアダムをびてかれへり、アダムよ、なんぢ何処いづこるか。
10 かれへり、われそのうちあそべるなんぢこゑき、はだかなるにりて、おそれてかくれたり。
11 かみかれへり、たれなんぢはだかなることをつげげたる、なんぢに、れのみはくらなかれといましめしを、なんぢくらひしにあらずや。
12 アダムへり、なんぢわれあたへしをんなかれわれあたへたれば、われくらへり。
13 しゅかみをんなへり、なんぢなんこれしたる。をんなへり、へびわれまどはして、われくらへり。
14 しゅかみへびへり、なんぢこれししにりて、すべてのちくおよすべてのけものうちのろはれたり、なんぢ腹行はらばひして、いつしゃうあひだちりくらはん、
15 またわれなんぢをんなとのあひだおよなんぢ苗裔すゑをんな苗裔すゑとのあひだあだかん、かれなんぢかしらくだき、なんぢかれかかとさん。
16 をんなへり、われおほいなんぢ悲哀かなしみなんぢ嘆息なげきとをさん、なんぢくるしみてまん、またなんぢをつと恋いしたひ、かれなんぢをさめん。
17 アダムにへり、なんぢそのつまことばきて、なんぢいましめて、これのみはくらなかれとひしくらひしにりて、つちなんぢためのろはる、なんぢいつしゃうあひだくるしみてこれよりしょくん、
18 つちいばらあざみとをなんぢためしゃうぜん、またなんぢ草蔬くさくらはん、
19 なんぢおもてあせしてなんぢしょくくらひ、なんぢられしところつちかへるに?およばん、けだしなんぢちりにしてちりかへらん。
20 アダムそのつま生命エワづけたり、かれことごとくのけるものははなればなり。
21 しゅかみはアダムおよそのつまためかはころもつくりて、かれせたり。
22 かみへり、よ、アダムはわれひとりごとくなりて、ぜんあくれり、おそらくはいまかれそのベて、生命いのちリ、これくらひて永遠えいゑんきん。
23 ここおいしゅかみかれ楽園らくゑんよりいだせり、そのりてつくられしところつちたがへさんためなり。
24 アダムをいだして、これ楽園らくゑんまへらしめ、へルワィムとおのづかまはほのほつるぎとをきて、生命いのちみちまもらしめたり。

4 1 アダムはそのつまエワをれり、かれはらみてカインをみてへり、われかみりてひとたり。
2 またそのおとうとアワェリをめり。アワェリはひつじもの、カインはつちたがへものれり。
3 のち、カインはつちさんするもつまつりとしてかみささげ、
4 アワェリもそのひつじ首生子はつこおよその脂膏あぶらささげたり。
5 かみはアワェリおよそのささげものかへりみ、カインおよそのまつりかへりみざりき。
6 カインはなはだうれひて、そのおもてしたり。しゅかみはカインにへり、なんぢなんうれふる、なんぢおもてなんしたる、
7 なんぢぜんおこなはば、おもてげざるか、ぜんおこなはずば、つみもんす、かれなんぢおのれく、ただなんぢかれせいせよ。
8 カインはそのおとうとアワェリにへり、かん。かれりしとき、カインはそのおとうとアワェリをめて、これころせり。
9 しゅかみはカインにへり、なんぢおとうとアワェリはいづくるか。かれへり、われらず、われおとうとまもものならんや。
10 しゅへり、なんぢなにししか、なんぢおとうとこゑよりわれ?ぶ、
11 いまなんぢよりのろはる、そのくちひらきて、なんぢおとうとなんぢよりけたればなり。
12 なんぢたがへときそのちからなんぢあたへざらん、なんぢさまよひて、をののものらん。
13 カインはしゅかみへり、つみおほいにして、ゆるさるるをず、
14 よ、なんぢ今日こんにちわれおもてよりいだし、われなんぢおもてよりかくれて、さまよひてをののかん、およそわれあくものわれころさん。
15 しゅかみかれへり、しからず、およそそカインをころもの七倍しちばいばつけん。ここおいしゅかみはカインにしるしけり、およかれあくものかれころさざらんためなり。
16 カインはかみおもてよりでて、エデムのひがしなるナイドのりたり。
17 カインはそのつまれり、かれはらみてエノフをめり。カインまちて、そのまちそのりてエノフとづけたり。
18 エノフにガイダドうまれたり、ガイダドはマレレイルをみ、マレレイルはマフサルをみ、マフサルはラメフをめり。
19 ラメフは二人ふたりつまめとれり、ひとりはアダとひ、ひとりはセッラとふ。
20 アダはイヲワィルをめり、かれまく牧畜者ぼくちくしゃちちれり。
21 そのおとうとはイウワルとふ、かれことふえとを發明はつめいせしものなり。
22 セッラはフォワェルをめり、かれ鍛冶かねうちにして、あかがねてつとをきたふるものなり。フォワェルのいもうとはノエマなり、
23 ラメフはそのふたりつまへり、アダおよびセッラよ、こゑけ、ラメフのつまよ、ことばれよ、われきずためひところし、いたみため少者せうしゃころせり、
24 しカインのため七倍しちばいばつあらば、ラメフのため七十七倍しちじふしちばいばつあらん。
25 アダムまたそのつまエワをれり、かれはらみてみ、そのをシフとづけたり。いはく、かみわれおこして、カインのころししアワェリにへたり。
26 シフにもまれ、かれそのをエノスとづけたり、ときひとはじめてしゅかみ?べり。

5 1 ひと世系せいけいしょこれなり。かみアダムをつくりしに、かみざうしたがひてこれつくり、
2 かれ男女なんにょつくりて、かれしゅくせり、かれつくりしかれをアダムとづけたり。
3 アダムはとしひゃく三十さんじふにして、そのせうそのざうとにしたがひてみ、そのをシフとづけたり。
4 アダムのシフをみしのちよはひしちひゃくさいにしてぢょめり。
5 アダムの生存せいぞんよはひすべきうひゃく三十さんじふさいなりき、しかうしてせり。
6 シフはとしひゃくにしてエノスをめり。
7 エノスをみしのち、シフしちひゃくしちねん生存せいぞんしてぢょめり。
8 シフのよはひすべきゅうひゃくじふさいなりき、しかうしてせり。
9 エノスはとしひゃく九十きうじうにしてカイナンをめり。
10 カイナンをみしのち、エノスしちひゃく十五じふ ごねん生存せいぞんしてぢょめり。
11 エノスのよはひすべきうひゃくさいなりき、しかうしてせり。
12 カイナンはとしひゃく七十しちじふにしてマレレイルをめり。
13 マレレイルをみしのち、カイナンしちひゃくじふねん生存せいぞんしてぢょめり。
14 カイナンのよはひすべきうひゃくじふさいなりき、しかうしてせり。
15 マレレイルはとしひゃくろくじふにしてイアレドをめり。
16 イアレドをみしのち、マレレイルしちひゃく三十さんじふねん生存せいぞんしてぢょめり。
17 マレレイルのよはひすべはつぴゃくきうじふさいなりき、しかうしてせり。
18 イアレドはとしひゃく六十ろくじふにしてエノフをめり。
19 エノフをみしのち、イアレドはつぴゃくねん生存せいぞんしてぢょめり。
20 イアレドのよはひすべきうひゃく六十ろくじふさいなりき、しかうしてせり。
21 エノフはとしひゃくろくじふにしてマフサルをめり。
22 エノフかみよろこびて、マフサルをみしのちひゃくねん生存せいぞんしてぢょめり。
23 エノフのよはひすべさんびゃくろくじふさいなりき。
24 エノフかみよろこびえずなれり、けだしかみかれうつせり。
32 ノイはとしひゃくにしてさんめり、シム、ハム、イアフェトこれなり。

6 1 ひとはじめてじゃうはんしょくして、にょかれうまれたれば、
2 かみしょひとにょうるはしきをて、そのおよえらべるものつませり。
3 しゅかみへり、しん゜はながひとびとうちらざらん、かれにくなればなり、ただかれひゃくじふねんなるべし。
4 そのときじゃうありき、そののちかみしょひとにょりてみしが、これまたじゃうにして、古昔いにしへ名声きこゑあるひとなりき。
5 しゅかみは、ひとあくち、かくじん日々ひびそのこころただしきことをはかるをたり、
6 ここおいかみじゃうひとつくりしことをいて、そのこころうれひたり。
7 かみへり、つくりしひとわれおもてよりほろぼし、ひとよりちく昆蟲はふもの天空そらとりおよばん、われかれつくりしことをゆればなり。
8 ただノイはしゅかみまへおんたり。
9 ノイはじんにして、そのおいまつたひとなりき、ノイはかみよろこびたり。
10 ノイさんめり、シム、ハム、イアフェトこれなり。
11 ときかみまへみだれ、にてちたり。
12 しゅかみたるに、やぶれたり、およそにくじゃうそのみちみだしたればなり。
13 しゅかみはノイにへり、およそひとときわれまへいたれり、けだしかれりてにてちたり、よ、われかれおよほろぼさん。
14 なんぢまつもつおのれため方舟はうしうつくれ、方舟はうしううちへやつくり、瀝青れきせいもつその内外ないぐわいれ。
15 方舟はうしうつくるべし、ふねながささんびゃくひぢしゃくそのひろさじふひぢしゃくそのたかさ三十さんじふひぢしゃく
16 ふねうへまどつくれ、たかさいちひぢしゃくふねかたはらもんまうけ、うへなかした三層さんがいふねうちつくれ。
17 よ、われ洪水こうずゐおこさん、およてん生命いのちいきあるにくたいほろぼさんためなり、ものみななん。
18 しかれどもわれなんぢやくてん、なんぢおよなんぢしょなんぢつまおよなんぢしょつまなんぢともふねらん。
19 またすべてのちくすべての昆蟲はふものすべてのけものすべてのにくたいは、なんぢおのおのそのふたつふねたづさりて、なんぢともやしなへ、みな牝牡めをなるべし。
20 すべてのとりそのるゐしたがひ、すべてのちくそのるゐしたがひ、すべてのものそのるゐしたがひて、各二おのおのふたつなんぢところるべし、
21 なんぢともやしなはれんためなり、みな牝牡めをなるべし。なんぢくらふべきおよそしょくひんりて、なんぢもとあつめめよ、すなはちなんぢおよこれものかてらん。
22 ノイことごとこれおこなひ、およしゅかみめいぜしごとくにおこなへり。

7 1 しゅかみノイにへり、なんぢおよなんぢぜん方舟はうしうるべし、けだしわれなんぢおいまへなるものたり。
2 きよちくるゐ牝牡めをおのおのしちきよからざるちくるゐ牝牡めを各二おのおのふたつ
3 またきよ天空そらとりゆうおのおのしちおよきよからざるとりゆうおのおのふたつなんぢともれ、たねぜんのこさんためなり。
4 けだしなほ七日なのかありて、われじふにちじふあめらし、およつくりし生物いきものおもてよりほろぼさん。
5 ノイはことごとしゅかみかれめいぜしことおこなへり。
6 ノイろくひゃくさいにして、洪水こうずゐありき。
7 ノイおよそのしょそのつまそのしょつまは、かれとも洪水こうずゐりて方舟はうしうりたり。
8 きよとりきよからざるとりきよちくるゐきよからざるちくるゐけものおよおよもの
9 牝牡めを各二おのおのふたつ、ノイにきて方舟はうしうりたり、しゅかみのノイにめいぜしがごとし。
11 ノイのざいせいろくひゃくねんぐわつすなはちそのつきじふ七日しちにちあたり、ふちみなもとみなつぶれ、てん?まどひらけて、
12 あめじふにちじふそそげり。
12 にノイおよびノイのしょシム、ハム、イアフェト、ノイのつまおよそのしょ三人さんにんつまかれとも方舟はうしうりたり。
14 またすべてのけものそのるゐしたがひ、すべてのちくそのるゐしたがひ、すべてのものそのるゐしたがひ、すべてのとりそのるゐしたがひ、すなはちすべ生命いのちいきあるにく牝牡めを各二おのおのふたつ、ノイにきて方舟はうしうりたり、
16 ものは、すべてのにく牝牡めをしゅかみのノイにめいぜしごとく、ノイにきて方舟はうしうりたり。ここおいしゅかみふねそのそとよりとざせり。
17 洪水こうずゐじふにちじふり、みづしてふねうかべ、ふねうへあがれり、
18 みづいよいよはびこりておほいし、ふねみづおもてただよへり。
19 みづはなはだおほいはびこりて、てんかうざんことごとおほへり、
20 みづそのうへのぼることじふひぢしゃくにして、ことごとくのかうざんおほへり。
21 おようごにくとりちくけものすべてのものおよひとみなせり、
22 およ生命いのちいきあるものすべくがものせり。
23 およぜんおもて生物いきものほろびたり、ひとよりちく昆蟲はふもの天空そらとりいたるまで、みなよりほろびたり、ただノイおよかれとも方舟はうしうりしもののみのこれり。
24 みづひゃくじふにちかんうへあふれたり。

8 1 かみはノイおよかれとも方舟はうしうりしすべてのけものすべてのちくすべてのとりすべての昆蟲はふものおもへり、かみすなはちかぜかしめたれば、みづとどまれり。
2 ふちみなもとおよてん?まどとざされ、あめてんよりみたり。
3 ここおいみづやうやより退しりぞき、ひゃくじふにちのちみづりたり。
4 方舟はうしうしちがついたり、そのつきじふしちにちにアララトさんとどまれり。
5 みづやうやげんじてじふがついたり、じふがちつゐたちやまみねあらはれたり。
6 じふにちのち、ノイその方舟はうしうつくりたるまどひらきて、
7 からすはなちたれば、みづるるにいたるまで、?ひるがへりて往来おうらいせり。
8 そののちかれおもてよりみづ退しりぞきしかをために、鴿はとはなちしに、
9 鴿はとそのあしとどむるところずして、かれ方舟はうしうかへれり、みづぜんおもてりたればなり、かれべてこれり、方舟はうしうおのれところれたり。
10 またしちにちちて、ふたたび鴿はと方舟はうしうよりはなちしに、
11 鴿はとくれおよびて、そのくち橄欖かんらん新葉しんえふみてかれかへれり、ここおいてノイみづおもてより退しりぞきしをれり。
12 さらまたしちにちちて、鴿はとはなちしに、またかれところかへらざりき。
13 ノイざいせいろくぴゃくいちねんいちがつ元日がんじつみづれたり、ノイつくりしところ方舟はうしうふたひらきて、みづおもてれたるをたり。
14 がつじふしちにちいたりてかわきたり。
15 しゅかみはノイにひてへり、
16 なんぢおよなんぢつまなんぢしょおよなんぢしょつまとも方舟はうしうよりづべし、
17 なんぢともすべてのけものおよすべてのにくとりよりちくいたるまで、およすべてのものおのれともせ、これさんじて、うへかつゆべし。
18 ここおいてノイおよそのつまそのしょそのしょつまともでたり、
19 すべてのけものすべてのちくすべてのとりすべてのものそのるゐしたがひて方舟はうしうよりでたり。
20 ノイはしゅため祭壇さいだんきづき、すべてのきよちくおよすべてのきよとりよりりて、やきまつりだんうへささげたり、
21 しゅそのかうばしきかをりけたり。しゅかみそのこころへり、われまたひと行為わざためのろはざらん、ひとこころはかところそのいとけなときよりしければなり、われまたししごとく、およそけるにくほろぼさざらん、
22 らんあひだ播種たねまき収穫かりいれさむさあつさなつふゆひるよるまざらん。

9 1 かみはノイおよそのしょしゅくしてかれへり、めよ、えよ、てよ、
2 これをさめよ、すべてのけものすべてのちく天空そらすべてのとりうごすべてのものうみすべてのうをなんぢおそれ、なんぢをののかん、われこれなんぢあたへたり、
3 すべてのけるだうぶつなんぢしょくらん、菜蔬くさごとわれみなこれなんぢあたふ、
4 ただにくその生命いのちともくらふべからず、
5 なんぢ生命いのちいたりては、われこれすべてのけものよりもとめ、またひとすなはちそのきゃうだいよりこれもとめん、
6 ひとながものは、これへてそのながされん、けだしわれかみざうりてひとつくれり、
7 なんぢめよ、えよ、てよ、これはんしょくせよ。
8 かみはノイおよかれともそのしょひてへり、
9 よ、われなんぢおよなんぢのちそん
10 またおよなんぢとも生物いきものとりちくすべてのけものおよなんぢとも方舟はうしうよりでたるものやくつ、
11 われやくなんぢともてん、すなはちおよそにくまた洪水こうずゐりてなざらん、ぜんほろぼ洪水こうずゐまたらざらん。
12 しゅかみはノイにへり、われなんぢとのあひだおよなんぢともにするすべての生物いきものあひだに、永世えいせいあたふるところやくしるしこれなり、
13 われにぢくもなかく、われとのあひだ永遠えいゑんやくしるしらん、
14 われくもをしておほはしめんときにじくもなかあらはれん、
15 われすなはちわれなんぢとのあひだおよおよにくあるすべ生物いきものあひだところやくおもはん、みづまたすべてのにくほろぼ洪水こうずゐらざらん。
16 にじくもうちらん、われこれて、われとのあひだおよじゃうおよにくあるすべ生物いきものあひだところ永遠えいゑんやくおもはん。
17 かみはノイにへり、われすべてのにくとのあひだてしところやくしるしなり。
18 ノイのしょ方舟はうしうよりでたるものは、シム、ハム、イアフェトなりき。ハムはハナアンのちちなり。
19 れノイのさんにんなり、ぜんしょみんかれよりでてひろまれり。
20 ノイたがへすことをはじめてだうゑんゑたり、
21 だうしゅみてひ、そのまくうちりてはだかれり。
22 ハナアンのちちハムはそのちちはだかなるをて、でてその二人ふたりきゃうだいかたれり。
23 シムとイアフェトはころもりて、これりゃうかたけ、うしろむききてそのちち裸体はだかおほへり、かれおもてうしろけて、そのちち裸体はだかざりき。
24 ノイさけめて、そのわかき如何いかなることかれししかをれり、
25 すなはちへり、ハナアンのろはるべし、かれしょぼくぼくりてそのきゃうだいつかへん。
26 またへり、シムのしゅかみあがめらるるかな、ハナアンはかれぼくらん、ねがはくはかみはイアフェトをくわうだいにせん、ねがはくはかれはシムのまくすまはん、ハナアンはかれぼくらん。
28 ノイは洪水こうずゐのちさんびゃくじふねん生存せいぞんせり。
29 ノイのよはひすべきうひゃくじふねんなりき、しかうしてせり。

11 1 ぜんいつことばいつおんのみなりき。
2 ここ人衆ひとびとひがしよりうつりて、センナアルのへいて、そのところたり。
3 かれたがひへり、きたりてかはらつくり、もつこれをやかん。すなはちいしへてかはら灰沙しっくいへて石漆ちゃんたり。
4 またへり、きたりてまちたふとをて、たふいただきてんいたらしめん、くしてわれげて、ぜんおもてさんずるをまぬかれん。
5 しゅ人衆ひとびとつるところまちたふとをためくだれり。
6 しゅへり、よ、たみいつにして、言語ことばまたしゅういつなり、かれすでこれすことをはじめたり、いまおよかれさんとはかところは、かならずこれめざらん、
7 きたわれくだりて、彼処かしこかれしたみだし、たがひ言語ことばつうずるをざらしめん。
8 ここおいしゅかれぜんおもてさんぜしめ、かれまちたふとをつるをめたり。
9 ゆゑそのはワワィロンばれたり、しゅ彼処かしこぜん言語ことばみだし、しゅ彼処かしこよりかれぜんおもてさんぜしめたればなり。

12 1 しゅはアウラムにへり、なんぢより、なんぢ親族しんぞくより、なんぢちちいへよりでて、なんぢしめさんとするけ、
2 われなんぢよりおほいなるたみいだし、なんぢしゅくし、なんぢおほいにせん、なんぢしゅくふくもとゐらん、
3 われなんぢしゅくするものしゅくし、なんぢのろもののろはん、なんぢりて万族ばんぞくしゅくふくん。
4 アウラムはしゅかれひしところしたがひてでたり、ロトもかれともけり。アウラムはハルランのでしときしちじふさいなりき。
5 アウラムはそのつまサラ、そのあにロト、およそのあつめめたるすべてのしょいうと、ハルランにてたる人衆ひとびととをたづさへて、でて、ハナアンのけり。
6 アウラムはそのほしひままて、シヘムのところおよび、たかかしいたれり、そのときハナアンのひとそのめり。
7 しゅはアウラムにあらはれてへり、われなんぢすゑあたへん。アウラムは彼処かしこおいて、かれあらはれししゅため祭壇さいだんきづけり。

13 12 アウラムはハナアンのり、ロトは近傍きんばうまちりて、ソドムにまくれり。
13 ソドムのひとびとしくして、かみまへおほいなるざいにんたりき。
14 ロトのアウラムにわかれしのちかみアウラムにへり、なんぢげて、なんぢいまところよりきたみなみひがしうみよ、
15 けだしおよなんぢところは、われこれながなんぢおよなんぢ後裔すゑあたへん、
16 かつわれなんぢ後裔すゑまさごごとさん、ひとまさごかぞふるをば、なんぢ後裔すゑかぞへられん、
17 ちて、縦横じふおうめぐれ、けだしわれこれながなんぢおよなんぢ後裔すゑあたへん、
18 アウラムはまくうつして、きたりてヘウロンのマムブリイのかしかたはらたり、彼処かしこりてしゅため祭壇さいだんきづけり。

15 1 しゅことばしゃううちにアウラムにのぞみてへり、アウラムよ、おそるるなかれ、われなんぢおほまもる、なんぢ褒賞むくひはなはだおほいならん。
2 アウラムへり、しゅさいしゅよ、なんぢなにをかわれあたへん、われなくしてく、のダマスクのエレアザルはいへつかさなり。
3 アウラムまたへり、なんぢわれあたへざりしにりて、やしなへるものわれ嗣子ししらん。
4 しゅこゑただちかれのぞみてへり、ものなんぢ嗣子ししらず、すなはちなんぢよりでんとするものなんぢ嗣子ししらん。
5 ここおいかれそとたづさいだしてへり、てんあふぎぎてほしかぞへよ、あにこれかぞふるをんや。またへり、なんぢそんくのごとくならん。
6 アウラムはかみしんぜり、かれしてれり。
7 かれへり、われなんぢをハルデヤのよりいだししかみなり、なんぢあたへてがしめんためなり。
8 かれへり、しゅさいしゅよ、がんこと、われなにもつこれらん。
9 しゅかれへり、さんさいうしと、さんさいと、さんさいひつじと、やまばとおよ鴿はとためれ。
10 かれみなこれりて、これうちよりき、そのきたるものおのおのあひむかはしめてけり、ただとりかざりき。
11 あらきとりそのたいうへくだときは、アウラムこれへり。
12 ころほひアウラムうまねむりしが、おほいくらきおぼえておそれたり。
13 ときしゅはアウラムにへり、なんぢたしかるべし、なんぢそんにんたびびとりて、そのひとびとこれ使つかひ、これなやまし、ひゃくねんあひだこれしへたげん、
14 しかれどもそのつかへたるたみは、われこれさばかん、そののちかれおほくのさんたづさへてでん。
15 なんぢあんぜんとしてなんぢせんところき、れいいたりてはうむられん。

17 1 アウラムきうじふきうさいときしゅはアウラムにあらはれてこれへり、われなんぢかみなり、なんぢわれよろこびして、?てんなれ、
2 われやくわれなんぢとのあひだてて、はなはだなんぢさん。
3 アウラムそのおもてふくせり。
4 かみまたかれつげげてへり、われなんぢつるやくは、よ、なんぢおほくのたみちちらん、なんぢこれよりアウラムとばれず、すなはちなんぢはアウラアムとらん、けだしわれなんぢおほくのたみちちせり、
6 われ太甚はなはだなんぢふやし、しょみんなんぢよりおこさん、しょわうなんぢよりでん、
7 われやくわれなんぢおよなんぢのちそんとのあひだてて、永遠えいゑんやくさん、すなはちわれなんぢおよなんぢのちそんかみらん、
8 アウラアムはそのおもてふくしてしゅはいせり。われなんぢおよなんぢのちそんなんぢやどれるすなはちハナアンのぜんあたへて、永遠えいゑんわざさん、しかうしてわれかれかみらん。
9 かみまたアウラアムにへり、なんぢおよなんぢのちそんやくまもるべし。われなんぢおよなんぢのちそんとのあひだやくにして、なんぢまもるべきものは、ごとし。
10 なんぢそのやうかはれ。れ、すなはちわれなんぢおよなんぢのちそんとのあひだやくしるしらん。
12 うまれて八日やうかいたりしなんぢなんは、みなかつれいくべし。
14 八日やうかそのやうかはらざるなんあらば、そのじんみんうちよりたれん。われやくやぶりたればなり。
15 かみアウラアムにへり、なんぢつまサラは、そのをサラととなふべからず。すなはちそのはサッラとるべし。
16 われかれしゅくして、かれよりなんぢたまはん。われかれしゅくして、しょみんかれよりで、しょみんわうかれよりでん。
17 アウラアムそのおもてふくして、そのこころへり、ひゃくさいひとに、あにうまるることあらんや。サッラもきうじふさいなれば、あにむことをせんや。
19 かみアウラアムにへり、しかり。なんぢつまサッラ、なんぢまん。なんぢそのをイサアクとづけん。われは、かれおよそののちそんやくてて永遠えいゑんやくさん。

18 11 ときに、アウラアムおよびサッラはとしいたり。
12 サッラこころわらひてへり、われおとろへ、しゅまたいたり。あにわれたのしみあらんや。
13 しゅかみはアウラアムにへり、なんぞサッラはこころわらひて、われいたれば、はたしてむことあらんや、とひたる。
14 かみにはあにあたはざることあらんや。
20 しゅへり、ソドムおよびゴモラの号呼さけびはなはだしくなり、かれつみおほいおもし、
21 ゆゑわれくだりて、われいたれるかれ号呼さけびごとおこなはるるかをん、しからずば、われこれらんと。
22 二人ふたり彼処かしこよりひるがへしてソドムにき、アウラアムはなほしゅまへてり。
23 アウラアムちかづきてへり、なんぢしゃあくしゃともほろぼさんか、しゃあくしゃひとしくならんか、
24 まちうちじふにんしゃあらば、かれほろぼさんか、じふにんしゃために、そのうちらば、ことごとそのところゆるさざらんか、
25 なんぢことばごとく、しゃあくしゃともころすことをあへさざらん、しゃあくしゃひとしくすることをあへさざらん、ぜんさばものあにこうおこなはざらんや。
26 しゅへり、われソドムのまちうちじふにんしゃば、かれためことごとそのところゆるさん。
27 アウラアムこたへてへり、われちりおよはひなれども、あへしゅふ、
28 じふにんしゃうちにんけたらば、なんぢにんけたるにりてぜんいふほろぼさんか、へり、われ彼処かしこじふにんば、ほろぼさざらん。
29 アウラアムまたかさねてしゅへり、彼処かしこじふにんえば若何いかんへり、じふにんためほろぼさざらん。
30 またへり、しゅよ、いかなかれ、われはん、彼処かしこさんじふにんえば若何いかんへり、さんじふにんためほろぼさざらん。
31 またへり、あへしゅふ、彼処かしこじふにんえば若何いかんへり、彼処かしこじふにんえばほろぼさざらん。
32 またへり、しゅよ、いかなかれ、われいまひとたびはん、彼処かしこじふにんえば若何いかんへり、じふにんためほろぼさざらん。
33 しゅはアウラアムとをはりてれり、アウラアムもまたそのところかへれり。

21 1 しゅかみは、そのひしごとく、サッラをかへりみたり。
2 かれはらみて、としいたるアウラアムにめり。しゅかみかれひしがごとし。
4 八日やうかいたりて、かれそのかつれいおこなへり。しゅかみかれめいぜしがごとし。
5 アウラアムは、そのイサアクのまれたるときひゃくさいなりき。
6 サッラへり、しゅかみは、われわらひせり。ものみなわれともよろこばん。
7 またへり、たれかアウラアムにつげげて、サッラはちちましむとものあらん。けだしわれとしゆるにおよびてみたり。
8 やうやちゃうじてちちたれたり。アウラアムはそのイサアクのちちたるるに、おほいなるえんまうけたり。

22 1 かみはアウラアムをこころみてかれへり、アウラアムよ、アウラアムよ。かれへり、われここり。
2 へり、なんぢひとりなんぢあいするイサアクをりて、モリアのき、彼処かしこなんぢしめさんとするひとつやまおいて、かれけんじてやきまつりせ。
3 アウラアムつとおききて、その驢馬うさぎうまくらおき、二人ふたりぼくおよそのイサアクをり、かつやきまつりためまきりて、ちてき、
4 第三日だいさんじつかみかれしめししところきたれり。アウラアムげて、はるかそのところたり。
5 ここおいてアウラアムそのぼくへり、なんぢ驢馬うさぎうまともとどまれ、われおよ彼処かしこにまでき、すうはいしてなんぢかへらん。
6 アウラアムはやきまつりまきりてそのイサアクにはせ、かたなとをりて、にんともけり。
7 イサアクそのちちアウラアムにへり、ちちよ。かれへり、よ、なんぞ。へり、まきとはここり、やきまつりひつじいづくるか。
8 アウラアムへり、よ、かみおのづやきまつりひつじそなへん。にんともすすきて、かみかれしめししところいたれり、
9 アウラアム彼処かしこおいだんきづき、まきならべ、そのイサアクをしばりて、だんまきうへけり。
10 アウラアムそのべてかたなり、そのらんとせり。
11 ときしゅ使つかひてんよりかれびてへり、アウラアムよ、アウラアムよ。かれへり、われここり。
12 へり、なんぢどうぐるなかれ、なにをもかれなかれ、けだしいまわれなんぢかみおそれ、なんぢひとりわれためしまざりしをれり。
13 アウラアムげて、ひとつひつじそのつの林叢やぶかかりたるをたり。アウラアムきてひつじり、これそのイサアクにへて、けんじてやきまつりせり。
14 アウラアムそのところづけて「イエゴワイレ」(しゅそなへたり)とへり。これりていまなほひとびとふ、しゅやまそなはれんと。
15 しゅ使つかひふたたびてんよりアウラアムをびてへり、
16 しゅいはく、われおのれしてちかふ、なんぢことし、なんぢひとりわれためしまざりしにりて、
17 われしゅくしてなんぢしゅくし、してなんぢ後裔すゑし、これてんほしごとく、うみまさごごとらしめん、なんぢすゑそのてきしょいふがん、
18 またなんぢすゑりてじゃうばんみんしゅくふくん、なんぢことばしたがひたればなり。

27 1 イサアクいて、?くもりてあたはざるにおよび、そのちゃうイサフをびて、かれへり、
2 よ。かれへり、われここり。イサアクへり、よ、われいたり、をはりらず、
3 ゆゑいまなんぢうつはなんぢゆみとをりて、で、ためかりして、えものて、
4 たしめるごとしょくつくり、われきたりてくらはしめよ、ぬるまへたましひなんぢしゅくせんためなり。
5 イサアクがそのイサフにかたれるとき、レワェツカこれけり。イサフはちちためかりしてえものんとしてけり。
6 レワェツカそのすゑのこイアコフにへり、
7 よ、われなんぢちちなんぢあにイサフにかたるをけり、いはく、ためえものきたり、しょくつくりてわれくらはしめよ、いませざるさきしゅまへなんぢしゅくせんためなりと。
8 いまよ、われきて、なんぢめいずるごとくせよ、
9 ひつじむれきて、彼処かしこより山羊やぎふたつ柔軟やはらかなるわれきたれ、われこれもつなんぢちちためそのたしめるごとしょくつくらん、
10 なんぢこれちちたづさきてくらはしめん、かれぬるまへなんぢしゅくせんためなり。
11 イアコフはそのははレワェツカにへり、あにイサフはぶかひとにして、われ滑沢すべらかなるひとなり、
12 おそらくはちちわれさはることあらん、しからばわれかれまへあざむものりて、しゅくふくずして、かへりて呪詛のろひまねかん、
13 そのははかれへり、よ、なんぢ呪詛のろひわれせん、ただことばしたがきてきたれ、
14 かれきてははところきたりたればははそのちちたしめるごとしょくつくれり。
15 またレワェツカはいへうちおのれところそのちゃうイサフのよきふくりて、これそのすゑのこイアコフにせ、
16 山羊やぎかはもつそのそのくび滑沢すべらかなるところとをおほひ、
17 つくりたるしょくぱんとをそのイアコフのわたせり。
18 かれちちところりてへりちちよ。かれへりわれここり、なんぢたれぞ。
19 イアコフちちへりわれなんぢちゃうイサフなりなんぢわれめいぜしごとせり。きてえものくらへ、なんぢたましひわれしゅくせんためなり。
20 イサアクそのへり、よ、なんぢ如何いかにしてすみやかたるか。かれへり、しゅなんぢかみわれあたへしゆゑなり。
21 イサアクはイアコフにへり、よ、われちかづけ、われなんぢさはりて、なんぢイサフなりやいなやらん。
22 イアコフそのちちイサアクにちかづきたれば、かれこれさはりてへり、こゑはイアコフのこゑはイサフのなり。
23 すなはちかれわきまへざりき、かれそのあにイサフのごとく、ぶかかりしにりてなり。
24 つひかれしゅくせり、へり、なんぢイサフなるか。かれへり、しかり。
25 またへり、よ、われきたれ、われなんぢえものくらはん、たましひなんぢしゅくせんためなり。すなはちかれきたりたれば、くらへり、またさけかれすすめたれば、めり。
26 ちちイサアクかれへり、よ、われちかづきて、われ接吻せっぷんせよ。
27 かれちかづきてこれ接吻せっぷんしたれば、そのころも馨香かをりぎて、かれしゅくしてへり、よ、馨香かをりしゅしゅくせしゆたかみのりたる馨香かをりごとし、
28 ねがはくはかみなんぢてんつゆ?あぶらおよ饒多おほくむぎさけとをたまはん、
29 ねがはくはしょみんなんぢつかへ、しょこうなんぢふくはいせん、なんぢきゃうだいしゅり、なんぢしょなんぢふくはいすべし、なんぢのろもののろはれ、なんぢしゅくするものしゅくせらる。
30 イサアクそのイアコフをしゅくすることをへて、イアコフがそのちちイサアクのめんぜんよりでしときあたりて、そのあにイサフかりよりかへきたれり。
31 かれまたしょくつくり、これそのちちもときたりてちちへり、ちちきてそのえものくらふべし、なんぢたましひわれしゅくせんためなり、そのちちイサアクかれへり、
32 なんぢたれぞ。かれへり、われなんぢなんぢちゃうイサフなり。
33 イサアクはなはだおほいふるをののきてへり、しからばかりしてえものわれきたりしものたれぞや、われなんぢきたまへしょぶつくらひて、かれしゅくしたり、しかうしてかれしゅくふくん。
34 イサフはそのちちイサアクの ことばきて、おほいなげき、いたきてへり、ちちよ、われをもしゅくせよ。
35 かれへりなんぢおとうといつはりもつきたりて、なんぢしゅくふくれり。
36 イサフへり、かれイアコフとづけられしはうべなり、けだしかれわれつまづかしめしことすでふたたびかれちゃうけんうばひ、いままたしゅくふくうばひたり。イサフまたそのちちへり、ちちよ、あになんぢためしゅくふくのこさざりしか。
37 イサアクこたへてイサフにへり、われかれなんぢしゅし、かれきゃうだいことごとそのぼくせり、むぎさけとをかれさづけたり、しからばよ、われなにをかなんぢさん。
38 イサフそのちちへり、ちちよ、なんぢしゅくふくあに唯一ゆゐいつならんや、ちちよ、われをもしゅくせよ。イサアクもだしたれば、イサフおほいこゑげてけり。
39 そのちちイサアクこたへてかれへり、よ、なんぢ居所すまひには膏?あぶらあり、うへよりのてんつゆあらん、
40 なんぢつるぎもつわたり、なんぢおとうとつかへん、しかれどもなんぢこれてきして、そのくびきなんぢくびよりだっするときいたらん。
41 イサフはそのちちしゅくせしところしゅくふくためにイアコフをにくめり。

28 10 イアコフは、ヴィルサヴィヤよりでて、ハッランにけり。
11 あるところいたりて、すでりたれば、彼処かしこ宿やどれり。いしり、まくらして、そのところいねねたるに、
12 かれゆめたり。よ、かけはしちて、そのうへてんいたり、かみ使つかひこれりてのぼりくだりせり。
13 しゅは、そのうへちてへり、われなんぢ祖父そふアウラアムのかみおよびイサアクのかみなり。おそるるなかれ。なんぢところは、われこれなんぢなんぢそんとにあたへん。
14 なんぢそんは、まさごごとくなりて、うみひがしきたみなみひろまり、じゃうばんぞくは、なんぢなんぢそんとにりてしゅくふくせられん。
15 よ、われなんぢともにし、なんぢ何処いづこくとも、そのみちなんぢまもり、またなんぢかへさん。けだしわれおよなんぢかたりしことおこなふにいたるまで、なんぢはなれざらん。
16 イアコフ、ゆめめて、へり、まことしゅところいますに、われらざりき。
17 すなはちおそれてへり、おそるべきかなところあらず。すなはちかみいへなり。てんもんなり。

31 3 しゅはイアコフにへり、なんぢちちなんぢ親族しんぞくかへれ、われなんぢともらん。
4 イアコフ使つかひして、ラヒリとリヤとをに、むれところまねきて、
5 かれへり、われなんぢちちおもてるに、そのわれたひすること、昨日きのふ一昨日をとつひごとくならず、しかれどもちちかみわれともりき、
6 なんぢおのづかれるごとく、われちからつくしてなんぢちちつかへしが、
7 なんぢちちわれあざむきて、たび傭値あたひかへへたり、ただかみかれわれがいすることをゆるさざりき。
8 かれ斑駁まだらなるものなんぢ傭値あたひらんとはば、ひつじみな斑駁まだらにしてうまる。しろものなんぢ傭値あたひらんとはば、ひつじみなしろくしてうまる。
9 かみなんぢちちちくことごとうばひて、これわれあたへたり。
10 ひつじはらときあたりて、われゆめげてしに、ひつじ山羊やぎとのうへれる山羊やぎひつじとは、紋理しまもの斑駁まだらなるもの白點ぶちなるものなり。
11 ときかみ使つかひゆめうちわれへり、イアコフよ。われへり、なにぞ。
12 かれへり、なんぢげてよ、ひつじ山羊やぎとのうへれる山羊やぎひつじとは、紋理しまもの斑駁まだらなるもの白點ぶちなるものなり、けだしわれおよそラワンがなんぢところたり。
13 われはワェフィリになんぢあらはれしかみなり、すなはちなんぢあぶらはしらそそぎてわれけんぜしところおよちかひわれてしところなり、いまちて、でて、なんぢうまれしかへれ、われなんぢともらん。
14 ラヒリとリヤとかれこたへてへり、われちちいへにはあになほわれぶんあるひげふあらんや、
15 われかれにんごとくせらるるにあらずや、けだしかれわれり、またわれぎんくらへり、
16 かみわれちちよりうばひしとみさかえとは、みなわれおよわれしょ所有しょいうらん。ゆゑなんぢいまかみおよなんぢひしことおこなへ。

32 1 イアコフ、げてじんれるかみぐんたり。かみ使つかひかれむかへたり。
2 イアコフ、かれへり、かみじんえいなり。ゆゑそのところえいづけたり。
3 イアコフ、おのれさきだちて、シイルの、エドムのむらに、そのあにイサフに使しゃつかはして、
4 かれめいじてへり、あるじイサフにへ、なんぢぼくイアコフ、ふ、われラワンのところやどりて、いまいたるまでとどまれり。
5 われうしうさぎうまひつじおよぼくあり。われひとつかはしてあるじイサフにつげげしむ。ねがはくは、なんぢぼくなんぢまへおんん、と。
6 使しゃイアコフにかへりてへり、われなんぢあにイサフにけり。かれおのづなんぢむかへんためきたる。ひゃくにんかれともにせり。
7 イアコフ、おほいおそれて、こころまどひ、かれともひとびとおよひつじうしらくとをたいわかてり。
8 イアコフへり。し、イサフ、ひとつたいきたりてこれたば、いったいのがるるをん。
9 イアコフまたへり、ちちアウラアムのかみちちイサアクのかみわれなんぢうまれしかへれ、われなんぢあはせんとひししゅよ、
10 なんぢそのぼくほどこしし恩惠めぐみしんじつとは、われいつこれくるにへず。けだしわれつゑのみをちてイオルダンをわたれり。

46 1 イズライリちて、およところものともにワィルサワィヤにきたり、そのちちイサアクのかみまつりけんぜり。
2 かみよるしゃううちにイズライリにへり、イアコフよ、イアコフよ。かれへり、われここり。
3 かみへり、われなんぢかみなり、エギペトにくことをおそるゝなかれ、彼処かしこりてわれなんぢおほいなるたみさん、
4 われなんぢともにエギペトにかん、われまたなんぢひきゐてかへさん、イオシフそのもつなんぢぢん。
5 イアコフはワルサワィヤよりでたり、イズライリのしょはイオシフがせんためつかはしたるくるまそのちちと、おのれぢょと、つまとをせ、
6 そのちくと、ハナアンのにてたることごとくの所有しょいうとをたづさへ、くしてイアコフおよそのことごとくのそんかれともにエギペトにいたれり。
7 かれそのしょおよしょしょそのしょぢょおよしょぢょしょぢょすなはちそのことごとくのそんたづさへて、エギペトにれり。

49 1 イアコフそのしょしてかれへり、きたあつまれ、われなんぢのちはんとすることなんぢつげげん、
2 イアコフのしょよ、あつまりてわれけ、なんぢちちイズライリにけよ。
8 イウダよ、なんぢきゃうだいなんぢめん。なんぢなんぢてきらん、なんぢちちしょなんぢふくはいせん。
9 イウダはわかししなり、よ、なんぢえものきてかへのぼる、そのひざおりりてふくすこと、じしごとく、じしごとし、いづれあへかれおこさん。
10 けんものイウダよりきず、ひきゐるものそのすゑよりきずして、へいあんたまものきたとき?およばん、かれきたらばしょみんかれしたがはん。
11 イウダはその驢馬うさぎうまだうつなぎ、その驢馬うさぎうまだうつるつなぐ。さけにてそのころもあらひ、だうにてそのふくあらふ、
13 そのさけりてつやあり、そのちちりてしろし。
33 イアコフそのしょゆゐめいをはりて、あしとこをさめ、いきへてそのたみくははりたり。

50 1 イオシフちちおもてし、いたきて、これ接吻せっぷんせり。
2 しかうしてイオシフはそのぼくなる医士いしに、そのちちかうひんらんことをめいじたれば、医士いしはイズライリにかうひんれり。
3 これためじふにちもちゐたり、けだししかばねかうひんるにはにっすうもちゐる、エギペトじんかれためしちじふにちかんけり。
4 哀哭なきぎしとき、イオシフはファラオンの近臣きんしんかたりてへり、われなんぢまへ恩惠めぐみしならば、ためにファラオンのみみたつしてへ、
5 ちちいまをはらざるさきわれちかはしめてへり、がハナアンのおのれためりたるはかわれはうむれと、ふ、いまわれのぼりてちちはうむるをゆるせ、のちわれかへらん。イオシフのことばをファラオンにたつしたれば、
6 ファラオン イオシフにへり、のぼりてなんぢちちはうむれ、そのなんぢちかはしめしがごとし。
7 ここおいてイオシフそのちちはうむらんためのぼれり。ファラオンのしょしんそのいへしょちゃうらう、エギペトのっしょちゃうらう
8 およびイオシフのぜんそのきゃうだいそのちちいへみなかれとものぼれり、ただその孩提ちのみごひつじうしとをゲセムののこせり。
9 またくるまへいとはかれとものぼれり、そのたいはなはだおほいなりき。
10 かれイオルダンのそとなるアタダのうちいたり、彼処かしこりておほいき、いたかなしめり、イオシフは七日なのかそのちちためけり。
11 ハナアンの居民きょみんはアタダのうち哀哭なきへり、れエギペトじんおほいなる哀哭なきなりと。これりてそのところはエギペトじん哀哭なきづけられたり、れイオルダンのそとり。
12 くイアコフのしょそのかれめいぜしごとかれおこなへり、そのしょかれをハナアンのきて、マフペラの洞穴ほらあなはうむれり、
13 れアウラアムがヘッテイじんエフロンよりひて、所有しょいうしょしゝ洞穴ほらあなにして、マムブリイのまへり。
14 イオシフ、そのきゃうだいおよおよかれちちはうむらんためとものぼりしものはエギペトにかへれり。
15 イオシフのきゃうだいそのちちしたるをへり、イオシフあるひわれうらむることあらん、またかならずわれかれしししょあくむくゆるならんと。
16 すなはち使つかひしてイオシフにへり、なんぢちちぬるまへゆゐめいしてへり、
17 くイオシフにへ、なんぢきゃうだいなんぢあくしたれども、その罪咎つみゆるせと。しからばふ、なんぢちちかみしょぼくつみゆるせ、イオシフそのことばきてけり。
18 きゃうだいまたおのづきたり、イオシフのめんぜんふくしてへり、よ、われなんぢぼくなり。
19 イオシフかれへり、おそるるなかれ、けだしわれかみおそる、
20 なんぢわれたひしてあくはかりたれども、かみわれためはかりて、これぜんせり、こんにちごとくなりて、おほくのたみ生命いのちすくはれんためなり。
21 またかれへり、おそるるなかれ、われなんぢなんぢぞくとをやしなはん。かれなぐさめて、ねんごろかれかたれり。
22 イオシフ、そのきゃうだいおよそのちちぜんエギペトにりたり、イオシフはひゃくじふさい生存せいぞんせり。
23 イオシフはエフレムのぢょることさんせいおよべり、マナッシヤのマヒルのしょもイオシフのしつうまれたり。
24 イオシフそのきゃうだいへり、われなん、かみかならずなんぢかへりみ、なんぢよりいだして、そのわれアウラアム、イサアク、イアコフにちかひしいたらしめん。
25 イオシフはイズライリのしょちかはしめてへり、かみなんぢかへりみんときなんぢほねをもここよりなんぢともたづさのぼれ。
26 イオシフひゃくじふさいにしてをはれり。かれかうひんり、ひつぎをさめてエギペトにけり。







エギペトを出づる記

1 1 イズライリのしょそのちちイアコフとともにエギペトにりしものごとし、おのおのそのぜんともりたり、
2 ルワィム、シメオン、レワィイ、イウダ、
3 イッサハル、ザワゥロン、ワェニアミン 
4 ダン、ネファリム、ガド、アシルなり。
5 イオシフはすでにエギペトにりき。イアコフよりでたるものすべしちじふにんなり。
6 イオシフと、そのきゃうだいと、そのひとみなせり、
7 イズライリのしょおほみ、いよいよし、いよいよえ、太甚はなはだしくつよくなりて、そのつるにいたれり。
8 ここにイオシフのことらざるあたらしきわうエギペトにおこれり、
9 かれそのたみへり、よ、イズライリのしょやから多数たすうにして、われよりもつよし、
10 きたれ、われたくみなるはかりごともっかれあしらはん、おそらくはかれますますおほくなり、戦争たたかひおこることあるときは、われてきくみし、われちて、よりでんと。
11 すなはちえきつかさどものかれうへてて、おもえきもっかれつからせたり。かれはファラオンのためけんなるまちビフォ、ラメッシ、およびヲンすなはちエリオポリをてたり。
12 しかれどもいよいよかれむるにしたがひて、かれいよいよし、いよいよつよくなりて、エギペトじんイズライリのしょおそるるにいたれり。
13 ゆゑにエギペトじんきびしくイズライリのしょ労動らうだうせしめ、
14 和泥どろこね作甎かはらづくりえきはたもろもろおよむごかれさしむるりきえきもっかれせいくるしくせり。
15 またエギペトわうはエウレイのさんへり、そのひとりはセプフォラ、ひとりはフアなり、
16 これへり、なんぢエウレイの婦女をんなため收生とりあげときは、そのさんて、なんならばこれころせ、にょならばこれそんせよ。
17 しかれどもさんかみおそれ、エギペトわうかれめいぜしごとさずして、なんそんせり。
18 エギペトわうさんしてかれへり、なんぢなんことして、なんそんする。
19 さんファラオンにへり、エウレイのをんなはエギペトのをんなごとくならず、かれすこやかにして、さんかれらざるさきをはるなり。
20 これりてかみさんめぐみほどこせり、しかうしてたみいよいよしてはなはだつよくなれり。

2 5 ファラオンのむすめみづあみせんためかはくだり、そのはしためかはほとりあゆめり。かれあしあひだはこるをて、はしためつかはしてこれれり。
6 これひらけば、はこうちけるたり。ファラオンのむすめこれあはれみてへり、れエウレイじんなり。
7 ときそのあねファラオンのむすめへり、きて、エウレイのをんなうちよりなんぢためやしなふべき乳媼うばばんことをほっするか。
8 ファラオンのむすめかれへり、け。童女どうぢょきて、ははべり。
9 ファラオンのむすめかれへり、りて、ためこれやしなへ、われそのあたひなんぢあたへん。をんなりてこれやしなへり。
10 ちゃうずるにおよびて、これをファラオンのむすめたづさへたれば、すなはちそのれり、かれそのをモイセイとづけたり、けだしへり、われかれみづよりれり。
11 モイセイすでちゃうじて、でてそのきゃうだいたるイズライリのしょいたりて、そのえきたり。かれひとりのエギペトじんがエウレイじんすなはちおのれきゃうだいたるイズライリのしょひとりつをたれば、
12 いう環視みまはして、ひとらざるを、エギペトじんころして、これすなうちかくせり。
13 つぎまたでて、ふたりのエウレイじんあひたたかふをたれば、ものへり、なんぢなんそのとなりつ。
14 かれへり、たれなんぢてて、われ有司つかさおよさいばんくわんしたる、あになんぢ昨日さくじつエギペトじんころししごとく、われころさんとほっするか。モイセイおそれてへり、ことかならずあらはれたるならん。
15 ファラオンこときて、モイセイをもとめて、ころさんとほっせり、しかれどもモイセイ ファラオンのおもてけ、のがれてマティアムのすまめり。かれマティアムのきたりて、かたはらせり。
16 マティアムのさいしちにんむすめそのちちイオフィルのひつじぼくするものありき。かれきたりてみづみ、みづおけてて、そのちちイオフィルのひつじましめんとせしに、
17 ぼくしゃきたりてかれへり。モイセイちて、かれたすけ、みづみて、かれひつじましめたり。
18 かれそのちちラグイルにいたれるときかれへり、今日こんにちなんぢなんすみやかかへりたる。
19 かれへり、ひとりのエギペトじんわれぼくしゃよりたすけて、われためみづみて、ひつじましめたり。
20 かれそのむすめへり、ひといづくるか、なんかれすててたる、かれびてぱんくらはしむべし。
21 モイセイひとところりたり。かれそのむすめセプフォラをモイセイにあたへてつませり。つまはらみてなんめり、モイセイそのをギルサムとづけてへり、われはうかくたればなり。

3 1 モイセイかみやまホリフにきたれるに、
2 しゅ使つかひかれいばらよりづるほのほうちあらはれたり。かれるに、いばらゆれども、そのいばらけざりき。
3 モイセイへり、われきて、おほいなるしゃうん、いばらなんれぞけざる。
4 しゅそのきたりてんとするをて、いばらうちよりかれびてへり、モイセイよ、モイセイよ、かれへり、しゅなにぞ。
5 しゅへり、ここちかづくなかれ、なんぢあしよりくつけ、けだしなんぢてるところせいなり。
6 またかれへり、われなんぢちちかみ、アウラアムのかみ、イサアクのかみ、イアコフのかみなり。モイセイそのおもててんぜり、かみることおそれしがゆゑなり。
7 しゅはモイセイにへり、われはエギペトにたみくるしみ監督かんとくしゃかれ号呼さけびけり、われかれうれりて、
8 かれをエギペトじんよりすくひ、かれそのよりいだして、ひろみつちちとをながみちびれんためくだれり。

12 1 しゅはエギペトのおいてモイセイおよびアアロンにげてへり、
2 つきなんぢつきはじめなんぢとしだいいちがつすべし。
3 なんぢイズライリのしょぜんくわいしゅうつげげてへ、つき十日とをかに、いへちちたるものおのおのこひつじるべし、すなはちいへごとにひとつこひつじなり、
4 ぞくすくなくして、そのこひつじつくすことあたはずば、そのいへとなりひとともに、ひとかずしたがひてこれるべし、かくじんくらところしたがひて、なんぢこひつじはかるべし。
5 なんぢこひつじきずなきたうさいをすなるべし、綿羊ひつじあるひ山羊やぎよりこれれ、
6 つきじふにちまでこれまもり、そのくれおよびて、イズライリのしょくわいしゅうみなこれほふり、
7 そのりて、これくらはんとするいへもんいうの(はしら)とたてとにるべし、
8 よるそのにくきてくらひ、またたねなきぱんにがへてくらふべし。
9 これなまにても、みづてもくらなかれ、にてくべし、そのかしらすねざうとをみなくらふべし、これ明朝みゃうちゃうまでのこなかれ、そのほねなかれ、
10 そののこりたるもの明朝みゃうちゃうまでににてつくすべし。
11 くのごとこれくらへ、なんぢこしにはおびつかね、なんぢあしにはくつ穿き、なんぢにはつゑちて、いそぎてこれくらへ、しゅ逾越節パスハなり。

13 1 しゅはイズライリのしょをエギペトのよりいだししに、モイセイにひてへり。
2 およそイズライリのしょうちはじめてまれたる首生子はつこせいしてわれぞくせしめよ。
3 モイセイきて、しゅうみんあつめてへり、なんぢエギペトのよりれいいへよりでしおくせよ、けだししゅつよもっなんぢ彼処かしこよりいだせり。
10 なんぢかれはふまもれ。
11 しゅかみなんぢれっちかひしごとく、なんぢをハナアンのたづされんとき
12 なんぢおよはじめてまれたるなんわかちてしゅぞくせしめよ。
14 のちなんぢなんぢひて、なんぞとはんときなんぢかれふべし、しゅつよもっわれをエギペトのより、れいいへよりいだせり。
15 けだしファラオンが剛愎かたくなにしてわれいださざりしときしゅはエギペトのおいおよ首生子はつこたるものを、ひと首生子はつこよりけもの首生子はつこいたるまでころせり、ゆゑわれおよはじめてまれしをすまつりとしてささげ、およしょ首生子はつこあがなふ、
16 なんぢまへうごかざるしるしるべし。
20 イズライリのしょはソコホフよりすすみて、くわうとなれるオフォムにまくれり。
21 かみかれみちびきて、ひるにはくもはしらもっかれみちしめし、よるにははしらもっかれてらせり。
22 くもはしらひるに、はしらよるに、しゅうみんまへよりはなれざりき。

14 1 しゅはモイセイにつげげてへり、イズライリのしょ
2 へ、てんじて、ピガヒロトのまへあたりて、マグドルとうみとのあひだに、ワェエルセポンのまへまくるべし、これむかひてうみかたはらまくれ。
3 ファラオンそのたみにイズライリのしょことはん、かれまよひ、ひろかれとざせりと。
4 われファラオンのこころ剛愎かたくなにせん、かれそのあとはん、われはファラオンとそのぜんぐんとにりてくわうえいあらはさん、エギペトじんみなわれしゅなるをらんと。かれおこなへり。
5 たみげたること、エギペトわうほうぜられたれば、ファラオンおよそのしょぼくたみたひしてこころへんじてへり、われ何為なんすれぞこれし、イズライリのしょゆるして、われえきせざるをいたしたる。
6 ファラオンそのくるまそなへ、そのたみあつめてともかしめ、
7 精選えりすぐり兵車いくさぐるまろくぴゃくじょうおよそのエギペトのへいおよそのすべての軍長つかさひきゐたり。
8 しゅはエギペトわうファラオンおよそのしょぼくこころ剛愎かたくなにしたれば、かれはイズライリのしょあとへり、イズライリのしょたかりてでたり。
9 エギペトじんおよびファラオンのおよそうまくるまそのへいそのぐんりょかれあとひて、かれにピガヒロトのまへ、ワェエルセポンにむかひて、うみかたはらまくれるところおよべり。ファラオンちかづけり。
10 イズライリのしょげてるに、よ、エギペトじんかれあときたる、イズライリのしょおほいおそれてしゅび、
11 かつモイセイにへり、あにエギペトにはかなきにりて、われいだしてなしむるか、われをエギペトよりいだして、なんぢわれなにししか。
12 われエギペトにりて、あにことなんぢげざりしか、いはく、われきて、エギペトじんつかへしめよ、けだしわれエギペトじんつかふるは、ひろするよりまされり。
13 しかれどもモイセイたみへり、おそるるなかれ、ちて、しゅ今日こんにちなんぢおこなはんとするすくひよ、けだし今日こんにちなんぢところのエギペトじんは、のちながまたこれざらん、
14 しゅなんぢためたたかはん、なんぢしづまれ。
15 しゅはモイセイにへり、なんぢなんわれぶ、イズライリのしょつげげて、かれかしめよ、
16 なんぢつゑげ、なんぢうみうへべて、これわけて、イズライリのしょうみうちかわけるるべし。
17 よ、われファラオンとすべてのエギペトじんとのこころ剛愎かたくなにせん、かれそのあとらん、しかうしてわれはファラオンおよそのぜんぐんその兵車いくさぐるまそのへいりてくわうえいあらはさん、
18 がファラオン、その兵車いくさぐるまそのへいりてくわうえいあらはさんとき、エギペトじんみなわれしゅなるをらん。
19 ここおいてイズライリのしょじんえいまへけるかみ使つかひうつりて、かれうしろき、くもはしらかれまへよりうつりて、かれうしろち、
20 エギペトじんじんえいと、イズライリのしょじんえいとのあひだりて、かれためにはくもり、やみり、これためにはよるてらせり、これもっかれこれよるうちあひちかづかざりき。
21 モイセイそのうみうへべたれば、しゅ終夜よもすがらつよひがしかぜもっうみ退しりぞかしめて、うみくがし、みづわかれたり。
22 イズライリのしょうみうちかわけるりたるに、みづかれためみぎかべり、ひだりかべれり。
23 エギペトじんファラオンのうま兵車いくさぐるまへいみなかれあとひて、うみうちりたり。
24 暁更あかつきしゅくもとのはしらうちよりエギペトじんぐんかんがみて、エギペトじんぐんみだし、
25 そのくるましばりて、くにかたからしめたり。エギペトじんへり、われはイズライリのまへよりげん、しゅかれために、エギペトじんたたかへばなり。
26 しゅはモイセイにへり、なんぢうみうへべよ、みづまたあはして、エギペトじんその兵車いくさぐるまそのへいおほふべし。
27 モイセイうみうへべたれば、あさおよびて、みづもとところかへれり、エギペトじんみづしたおぼれるに、しゅはエギペトじんうみうちおとせり。
28 みづながまはりて、兵車いくさぐるまへいおよびファラオンのぜんぐんあとしたがひてうみりしものひて、かれうちひとりのこれるものなかりき。
29 ただイズライリのしょうみうちかわけるけり、みづかれためみぎかべり、ひだりかべれり。
30 しゅおいてイズライリをエギペトじんよりすくへり、イズライリのしょはエギペトじんしたるをうみたり。
31 イズライリはしゅがエギペトじんおこなひしおほいなることたれば、たみしゅおそれ、かみおよそのぼくモイセイをしんじたり。

15 1 そのときモイセイおよびイズライリのしょうたしゅうたへり、しゅうたはん、かれおごそかくわうえいあらはしたればなり、かれうま乗者のりてとをうみなげうてり。
2 たすものあらはれて、すくひれり、かれかみなり、われかれげん、かれちちかみなり、われかれたふとうたはん。
3 しゅぐんやぶものなり、そのしゅなり、
4 かれはファラオンの兵車いくさぐるまそのぐんとをうみなげうてり。えらばれたるへい軍長つかさくれなゐうみおぼらせり。
5 ふちもっかれおほひ、かれいしごと深処ふかみしづめり。
6 しゅなんぢみぎちからもっさかえあらはせり、しゅなんぢみぎてきやぶり、
7 なんぢくわうえいおほいなるをもっなんぢさかものほろぼせり。なんぢいかりはっしたれば、かれわらごとけり、
8 なんぢいきどほり気息いきりてみづわかれたり。おほみづかべごとり、なみうみなかれり。
9 てきへり、われひておよばん、抄掠ぶんどりものわかたん、たましひかしめん、つるぎもっころさん、かれせいせん。
10 なんぢきたれば、うみかれおほひ、かれなまりごとおほみづしづめり。
11 しゅよ、しょしんうちたれなんぢごときあらん、たれなんぢごとせいにしてあり、くわうえいにしてたふとむべく、もろもろせきおこなものあらん。
12 なんぢみぎべたれば、かれめり。
13 なんぢもっなんぢすくひしたみみちびけり。なんぢちからもっかれなんぢせいなる住居すまひおくれり、
14 しょみんこれきてをののき、フィリスティヤのきょみんおそいだけり。
15 そのときエドムのしょこうおそまどひ、モアフのぼくはくふるをののき、ハナアンのきょみんみなのぞみうしなへり。
16 ねがはくは畏懼おそれ戦慄をののきとはかれおよばん、ねがはくはなんぢひぢおほいなるにりて、かれいしごとくならん。
17 なんぢたみぐるにいたるまで、しゅよ、なんぢたるたみぐるにいたるまでしからん。なんぢかれみちびきて、なんぢげふやまゑ、しゅよ、なんぢおのれ住居すまひをとしてそなへしところしゅよ、なんぢつくりしせいしょたまへ。
18 しゅわうりて永遠えいゑんいたらん。
19 ファラオンのうまそのくるまそののりてともうみりしに。しゅかいすゐもっかれおほへり、ただイズライリのしょうみうちかわけるけり。
22 モイセイはイズライリのしょこうかいよりみちびきて、スルのりしに、かれくこと三日みっかにして、まんためみづざりき。
23 メッラにいたりしがメッラのみづむことあたはざりき、そのにがきをもってなり、ゆゑところはメッラ(苦)とづけられたり。
24 たみはモイセイにうらみごとしてへり、われなにまんか。モイセイしゅべり、しゅひとつしめしたれば、これみづとうぜしに、みづあまくなれり。
25 彼処かしこかみたみため律例おきて規定のりとをて、彼処かしこかれこころみ、
26 かつへり、なんぢつつしみてしゅなんぢかみこゑき、そのよろこところおこなひ、そのいましめみみかたむけ、そのことごとくの律例おきてまもらば、われがエギペトじんくはへしやまひひとつなんぢくはへざらん、けだしわれしゅなんぢいやものなり。
27 かれエリムにいたれり、そのところみづじふしゅしちじふかぶあり、かれ彼処かしこみづかたはらまくれり。

19 10 しゅはモイセイにへり、なんぢくだりてたみげよ、今日こんにちみゃうにちかれきよめよ、かれそのころもあらひ、
11 第三日だいさんじつためおのれそなふべし、けだし第三日だいさんじつしゅはシナイざんしゅうみんまへくだらん、
12 なんぢたみため四周まはりさかひまうけてへ、つつしみてやまのぼなかれ、いささかこれさはなかれ、およやまさはものかならずせん、
13 これふるからず、けだしいしもったれ、あるひもっころされん、ちくひととをろんぜず、くるをざらん。つのながり、くもやまよりはなるるに(およ)びて、かれやまのぼるをべしと。
14 モイセイやまくだり、たみいたりて、これせいにし、たみそのころもあらへり。
15 かれたみへり、第三日だいさんじつためおのれそなへよ、つまちかづくなかれと。
16 第三日だいさんじつあさに(およ)びて、シナイざんうへいかづちいなづま黒雲くらくもあり、つのこゑはなはだはげしくして、えいたみみなふるをののけり。
17 モイセイえいよりたみひきゐて、かみむかへしめんためでたり、たみやまふもとてり。
18 シナイざんみなけむれり、かみなかおいそのうへくだれるにりてなり、そのけむりゐろりけむりごとのぼり、ぜんざんおほいふるひ、たみみなはなはだおそれたり。
19 つのこゑいよいよおほいにして、そのることはなはだはげし、モイセイ ことばはっし、かみこゑもっこれこたへたり。

20 3 われなんぢしゅかみなり、われほかなにものをもかみなかれ。
4 ぐうざうおよおよかみてんものしもものつちなかみづあひだものなん形状かたちをもつくなかれ、
5 これをがなかれ、これつかふるなかれ。
7 みだりなんぢしゅかみくちにあぐるなかれ。
8 安息日スボタおぼえてこれせいとすべし、
9 六日むいかあひだはたらきてなんぢ一切いっさいげふすべし、
10 七日なぬかなんぢしゅかみあんそくなり。
12 なんぢ父母ふぼうやまへ、吉祥さいはひなんぢおよかつなんぢ寿いのちながからんためなり。
13 ころなかれ。
14 いんするなかれ。
15 ぬすなかれ。
16 隣人となりたひして虚妄いつはりしょうつるなかれ。
17 隣人となりつまねがなかれ、隣人となり居宅きょたくでんゑんぼくうしうさぎうまとう一切いっさいちくならびおよ隣人となりものむさぼなかれ。

24 12 しゅはモイセイにへり、なんぢやまわれもとのぼりて、彼処かしこて、われなんぢせきばん律法りっぱふおよ誡命かいめいわれかれをしへんためあらはししものあたへん。
13 モイセイおよそのじゅうしゃイイススはちてうへやまのぼれり。
14 モイセイちゃうらうへり、此処こことどまりて、われなんぢかへるをて、よ、アアロンおよびオルなんぢともり、ひと訟事うったへあらば、かれいたるべし。
15 モイセイやまのぼりたれば、くもやまおほへり。
16 かみくわうえいシナイざんくだり、くもこれおほへること六日むいかなり、七日なぬかいたりて、しゅくもなかよりモイセイをべり。
17 しゅくわうえいさまはイズライリのしょまへりて、やまいただきゆるごとくなりき。
18 モイセイくもなかり、やまのぼりて、じふにちじふ彼処かしこやまたり。

33 11 しゅはモイセイとおもてあはせてかたりしこと、ひとそのともかたれるごとし、のちかれゆるされてえいかへり、そのしゃナワィンのイイスス、わかものまくはなれざりき。
12 モイセイしゅへり、よ、なんぢわれふ、たみみちびのぼれ、しかるにたれをかわれともつかはさんをいまだわれしめさざりき。なんぢかつわれへり、われしゅうよりもなんぢる、なんぢわれまへめぐみたりと、
13 われなんぢまへめぐみたらば、もとむ、おのれわれしめせ、あきらかなんぢためなんぢまへめぐみたるものとしてらんためまたおほいなるぞくなんぢたみなるをらんためなり。
14 しゅかれへり、われみづかなんぢまへき、なんぢへいあんならしめん。
15 モイセイかれへり、なんぢみづかわれともかずば、われここよりいだなかれ。
16 われおよなんぢたみなんぢめぐみたることは、如何いかにしてまことるをべきか、なんぢわれともくをもってするにあらずや、しからばわれおよなんぢたみおよしょみんえてくわうえいん。
17 しゅはモイセイにへり、なんぢひしことをも、われおこなはん、けだしなんぢわれまへめぐみたり、われしゅうよりもなんぢる。
18 モイセイへり、もとむ、なんぢくわうえいわれしめせ。
19 しゅへり、われくわうえいなんぢまへぎしめ、しゅなんぢまへべん、われめぐまんとするものめぐみ、あはれまんとするものあはれむ。
20 またへり、なんぢおもて覿ることあたはず、けだしひとおもて覿て、なほくるをず。
21 しゅへり、よ、われところあり、なんぢいわうへて、
22 くわうえいぐるときわれなんぢいわあなき、るまで、もっなんぢおほはん、
23 のぞときは、なんぢん、おもてなんぢあらはれざらん。

34 4 モイセイつときて、しゅかれめいぜしごとくシナイざんのぼれり、
5 モイセイ彼処かしこかれまへちて、しゅべり。
6 しゅそのめんぜんぎて、べてへり、しゅかみこうおんにしてれん寛忍かんにんにしてじんかつしんじつなるものなり。
8 モイセイただちふくしてしゅはいせり。

40 1 しゅはモイセイにつげげてへり、
2 しょうがつがんたんなんぢしょうまくて、
3 そのうちひつき、帷幔とばりもっこれおほひ、
4 またつくゑおよその燈臺とうだいたづさり、
5 しょうはこまへかうかんためきんかうだんき、帷幔とばりしょうまくもんけ、
9 またかうり、まくおよその一切いっさいものりて、およそのもろもろうつはせいにせよ、しかからばせいらん、
10 また祭壇さいだんせいにせよ、しかからば祭壇さいだんせいらん。
16 モイセイはしゅかみイズライリのせいなるものめいぜしごとく、みなこれおこなへり。
34 くもしょうまくおほひて、しゅくわうえいまくち、
35 モイセイしょうまくることあたはざりき。くもそのうへとどまり、しゅくわうえいまくちたればなり。





レワィト記

12 2 およをんななんまば、
3 だい八日やうかいたりてそのやうかはるべし、
4 しかうしてさんじうさんにちかん修潔きよめつるにいたるまで、かみせいしょに、さいまへるべからず。
6 そのあとしゅやきまつりため当歳たうさいきず)のこひつじり、また雛鴿ひなばとあるひはとりて、これしょうまくもんたづさへてさいいたるべし、
8 あるひこれへて雛鴿ひなばとまたはとしゅまへたづさふべし、さいかれためたうけんぜん。  

26 3 しゅはイズライリのしょひてへり、なんぢしょめいしたがひ、いましめまもりてこれおこなはば、
4 われなんぢあめそのときあたへん、そのさんいだし、そのむすばん。
5 なんぢうちむぎ葡萄ぶだうときおよび、葡萄ぶだうむことは播種たねまきどきおよばん、なんぢくまでぱんくらひ、安全あんぜんなんぢすまはん。
6 われへいなんぢあたへん、なんぢねて、なんぢおそれしむるものなからん、われ猛獣まうじうなんぢよりらん。たたかひなんぢざらん、
7 なんぢそのてきはん、かれなんぢまへころされてたふれん、
8 なんぢにんそのひゃくひ、なんぢひゃくそのまんはん、なんぢてきつるぎりてなんぢまへたふれん。
9 われなんぢかへりみ、なんぢしゅくふくし、なんぢふやし、なんぢし、なんぢてん。
10 なんぢふる穀物こくもつくらひ、しかうしてあらたなるものまへよりそのふるきをてん。
11 われ居所すまひなんぢうちて、たましひなんぢまざらん、
12 われなんぢあひだあゆみ、なんぢかみり、なんぢわれたみらん。
14 しかれどもなんぢわれかず、しょめいおこなはず、これしたがはず、
15 なんぢたましひ規定のりにくみ、なんぢすべていましめおこなはずして、やくやぶるにいたらば、
16 われくのごとなんぢおこなはん、われきゅうばうなんぢくださん、なんぢ徒然いたづらたねき、なんぢてきなんぢらうくらはん。
17 おもてなんぢけん、なんぢてきまへたふれん、なんぢにくものなんぢはん、なんぢまたものなくしてげん。
19 われなんぢ傲慢がうまんせいこぼち、なんぢためてんてつごとく、なんぢどうごとさん。
20 なんぢちからすは徒然とぜんならん、なんぢそのさんいでさず、そのむすばざらん。
22 われじうなんぢうちつかはさん、なんぢくらひ、なんぢちくころし、なんぢかずすくなくせん。
25 つるぎいたりてなんぢほろぼし、なんぢれ、なんぢまちむなしくならん。なんぢわれてきしてことししごとく、われいかりもっなんぢてきしてことさん。しゅかみイズライリのせいなるものこれふ。




民数記

8 16 けだししゅかみぜんのうしゃくのごとへり、なんぢしょ首生子はつこわれあたへよ。
17 けだしかれおよのイズライリのしょよりわれあたへられたり、われかれれり、われエギペトのおいことごとくの首生子はつこを、ひとよりけものいたるまでたふししときかれをエギペトの首生子はつこへてせいしてわれぞくせしめたり、じゃうなるかみ、イズライリのせいなるものくのごとへり。

11 16 しゅはモイセイにへり、イズライリのちゃうらううちしちじうにんなんぢみづからをところたみちゃうらうたり有司つかさたるものあつめて、しょうまくたづさきたり、彼処かしこなんぢともたしめよ、
17 われくだりて、彼処かしこなんぢともかたり、なんぢところしん゜をわかちて、かれあたへん、かれなんぢともたみひて、なんぢ一人ひとりにてこれふことなからしめん。
24 モイセイたみちゃうらううちよりしちじうにんあつめて、これまく周囲まはりたしめたれば、
25 しゅくもうちくだりて、モイセイにかたり、かれところしん゜をわかちて、しちじうにんちゃうらうあたへたり。しんかれ宿やどりたれば、かれ言げんせり、あとまたこれさざりき。
26 にんえいうちとどまれり、ひとりはエルダト、ひとりはモダドなり、かみかれ宿やどれり、かれそそされたるものうちりしが、まくかざりき、かれえいうち言げんせり。
27 ひとりせうしゃはしきたりて、モイセイにげてへり、エルダトおよびモダドはえいうち言げんす。
28 モイセイのしゃそのえらばれたるもの、ナワィンのイイススこたへてへり。しゅモイセイよ、かれきんぜよ。
29 モイセイかれへり、なんぢためねっちゅうするか、嗚呼ああねがはくはしゅたみことごと言げんしゃり、しゅそのしん゜をかれくださんことを。

24 2 かみしん゜ワラアムにのぞみたれば、かれその箴言しんげんべてへり。
5 イアコフよ、なんぢ住所すまひうるはしきかな、イズライリよ、なんぢてんまくうるはしきかな
6 これつらなること谷々たにだにごとく、かはそのごとく、しゅゑしちんかうじゅごとく、みづほとりはくかうぼくごとし。
7 ひとそのすゑよりいででて、おほくのたみをさめん、そのくにたかくなりてふるおこらん。
8 かみかれをエギペトよりみちびせり。かれつよきこと?のうしごとく、かれてきするしょみんみ、そのほねくだき、もってきさん。
9 かれかがめてすこと、じしごとく、じしごそし、あへかれおこさん。なんぢしゅくするものしゅくせられ、なんぢのろもののろはる。
17 イアコフよりほしいでで、イズライリよりひとおこりて、モアフのしょこうやぶり、シフのしょことごととりこにせん、エドムはかれげふり、
18 そのてきイサフはそのげふらん。イズライリはそのちからあらはさん。




申命記

1 1 モイセイはイズライリのしょへり。
8 よ、われなんぢまへなんぢあたへたり、りてこれげ。しゅなんぢせんアウラアム、イサアク、イアコフにちかひて、これかれそのそんとにあたへんとひしなり。
9 ときわれなんぢひてへり、われ一人ひとりにてなんぢにんずるあたはず、
10 しゅなんぢかみなんぢざうせり、なんぢこんにちおほきことてんほしごとし。
11 ねがはくはしゅなんぢせんかみなんぢして、いまよりせんせんばいならしめ、またなんぢしゅくふくせん、そのなんぢひしがごとし。
15 われなんぢうちよりおよりょありかつれんたつなるひとびとりて、なんぢをさめんためせんにんちゃうひゃくにんちゃうじうひとちゃうじうにんちゃうし、またなんぢしょせり。
16 ときわれなんぢめいじてへり、なんぢそのきゃうだいうちうったへき、ひとひととのあひだただしくさばけ、ぐわいらいひとおいてもしかせよ、
17 ひとしんぱんすべからず、ちひさものにもおほいなるものにもくべし、ひとおもておそるべからず、しんぱんんかみことなればなり。

10 14 よ、てんしょてんてんおよおよそのうちものは、みなしゅなんぢかみぞくす、
15 しかれどもしゅただなんぢせんれて、これあいし、およそのあとすゑたるなんぢばんみんうちよりべり。こんにちごとし。
16 ゆゑなんぢこころ割礼かつれいおこなへ、また強項かたくななるなかれ。
17 けだししゅなんぢかみしょしんかみしょしゅしゅおほいにして権能けんのうある、おそるべきかみにして、ひとかたよず、まひなひけず、
18 ぐわいらいものみなしごやもめとのためしんぱんおこなひ、ぐわいらいものあいして、これしょくもつふくとをあたふ。
19 なんぢぐわいきたものあいせよ、みづからもエギペトのおいぐわいらいしゃたりしゆゑなり。
20 しゅなんぢかみおそれ、かれのみにつかへ、かれき、かれもっちかへ、
21 かれなんぢほまれかれなんぢかみなんぢところおほいにしてくわうえいなることなんぢためおこなひしものなり。

32 1 てんよ、みみかたむけよ、われかたらん、よ、くちことばくべし。
2 をしへあめごとそそぎ、ことばつゆごとしたたりり、微雨こさめ嫩草わかくさうへくだるがごとく、細雨きりさめ青草あをくさうへくだるがごとくならん。
3 われしゅさんえいせん、げんわれかみせよ。
4 かみぜんのうなり、そのわざくわんぜんなり、そのことごとくのみちこうなり。かみ誠実せいじつなり、そのうちなし、しゅなり、せいなり。
5 しかれどもかれそのまへつみおかし、おのれざいあくりてかれしょたらず、頑梗かたくなにして邪僻よこしまなるぞくなり。
6 まいなるたみよ、くのごとしゅむくゆるか、かれなんぢちちにして、なんぢおのれぞくせしめ、なんぢつくり、なんぢてしにあらずや。
7 いにしへおくし、歴代れきだいとしおもへ、なんぢちちへ、かれなんぢしめさん、なんぢおきなへ、かれなんぢげん。
8 じゃうしゃしょたみげふわかち、アダムのしょさんらしむるときに、しょたみ彊界さかひかみ使つかひかずしたがひてさだめたり、
9 しゅぶんそのたみイアコフ、そのげふはんはイズライリなりき。
10 しゅかれかれみづなきあれひて、かれめぐたもち、かれをしへ、かれ眸子ひとみごとまもれり。
11 わしそのおほひ、そのひなうへかけり、そのつばさべ、ひなりてそのはねうへふがごとく、
12 しゅくのごとひとりかれみちびき、かみこれともらざりき。
13 しゅかれたかところのぼせ、はたさんぶつくらはせ、いしよりみつを、かたいはよりあぶらはせ、
14 うしにうおよひつじちちこひつじあぶら、ワサンのひつじおよむぎもっともものこれくらはせたり、なんぢまた葡萄ぶだうたるさけめり。
15 くしてイアコフはくらひてき、あいものそむけり、え、ふとり、まんしてかれつくりしかみて、おのれきうしゅかみよりはなれたり。
16 かれしょしんもっかれいきどほらせ、おのれにくむべきものもっかれいからせたり。
17 祭祀まつりかみあらずしてあくささげ、かつらざりししょしんあらたなるもの隣国りんごくよりいででしものかれせんらざりしものささげたり。
18 なんぢみしかみなんぢて、なんぢやしなかみわすれたり。
19 しゅこれいきどほり、そのぢょかれいかりげきせしにりて
20 へり、われおもてかれかくして、かれをはり如何いかなるをしめさん、けだしかれもとれるぞくしんなきしょなり。
21 かれかみあらざものもっわれねたましめ、そのぐうざうもっわれいからしめたり、われたみあらざものもっかれねたましめ、なるたみもっかれいからしめん。
22 けだし震怒いかりりてえ、ごく深処ふかみにまでいたり、そのさんぶつとをつくし、やまやまもとゐもやさん。
23 われわざはひかれうへあつめ、かれむかひてつくさん。
24 かれゑておとろへ、ねつびょうはげしき疫癘えきれいとにりてほろびん。われまたかれけものおよものどくつかはさん。
25 そとにはつるぎうちには恐懼おそれありて、せうしゃおよせうぢょ哺乳児ちのみごおよ白髪はくはつおきなほろぼさん。
26 われへり、かれらし、かれおくひとびとうちよりほろぼさんと。
27 しかれどもてきいかりりてけり、おそらくはそのてきおごりてはん、たかし、しゅみなこれししにあらずと。
28 かれはかりごとうしなひしたみなり、そのうちるなし。
29 嗚呼ああねがはくはかれはかり、これさとりて、そのすゑ如何いかんおもはん。
30 かみかれわたさず、しゅかれらずば、如何いかんいちにんにしてせんにんひ、にんにしてまんにんやぶるをん。
31 けだしかれしょしんかみかず、われてきみづかみとめたり。
32 かれ葡萄ぶだうはソドムの葡萄ぶだうより、ゴモラの田園はたけよりいででたるものかれ葡萄ぶだうどく葡萄ぶだうそのふさにがし、
33 かれさけへびどくまむし害毒がいどくなり。
34 われをさめたるにあらずや、くらふうじたるにあらずや。かれあしつまづかんとき
35 われあだかへし、むくいさん。その滅亡ほろびちかし、かれためそなへられたることはすみやかいたる。
36 しかれどもしゅそのたみさばきて、かれすでよはり、つながれたるものつながれざるものほとんきにいたりしをときそのしょぼくあはれまん。
37 そのときしゅはん、かれしょしんかれたのみし防固かためいづくにかる、
38 その犠牲いけにへあぶらくらひ、そのそそぎまつりさけみたるものいづくにかる。かれちてなんぢたすけ、なんぢため覆葢おほひるべし。
39 よ、よ、われわれなり、われほかかみなし。われころし、またかす、われち、またいやす、われよりのがれしむるものなし。
40 われてんむかひてげ、が右のもっちかひてふ、われく。
41 われひらめめくやいばぎ、さばきらんときかならずてきあだかへし、われにくものむくいさん。
42 われをしてはしめん、つるぎにくくらひ、ころされしものとりこにせられしものてき牧伯ぼくはくかうべくらはん。しょてんよ、かれともたのしめ、かみ使つかひみなかれふくはいすべし。
43 しょみんよ、かれたみともたのしめ、かみしょみなけんなるべし、けだしかれおのれしょぼくためむくいし、おのれしょてきあだかへし、かれにくものあだかへさん。しゅおのれおよおのれたみきよめん。




イイスス・ナワィン記

3 7 しゅはイイススにへり。こんにちわれはじめてなんぢをイズライリのしゅうまへたかくす。かれわれのモイセイとともりしごとく、なんぢともらんことをらんなり。
8 いまなんぢやくひつところさいめいじてへ。なんぢイオルダンのみづりたらば、イオルダンのうちつべしと。
15 イオルダンはむぎ収穫かりいれころつねそのきしあふるれども、しゅひつけるさいイオルダンにり、ひつけるさいあしイオルダンのみづひたりたれば、
16 うへよりくだみづとどまりて、はるかにとほところまで、すなはちアダミまちよりカリアフィアリムのいたるまで、もりちてたかくなり、したながるるみづはアラワのうみすなはちえんかいくだりて、まったきたり。たみはイエリホンにむかひててり。
17 しゅやくひつけるさいイオルダンのうちかはけるかたちたれば、イズライリのしょみなかはけるわたりて、つひたみことごとくイオルダンをわたをはれり。

5 10 イズライリのしょはガルガルにえいり、そのつきじうじつくれにイエリホンのへいおい逾越節パスハおこなへり、
11 逾越節パスハよくじつそのこくもつたねなきぱんおよいりむぎくらへり。
12 そのこくもつくらひしよくじつよりマンナくだることみて、イズライリのしょまたマンナざりき、そのとしはハナアンのさんぶつくらへり。
13 イイスス イエリホンのほとりりしときそのげてしに、ひとかれまへち、そのきたるつるぎてり。イイススきてかれへり、なんぢわれ一人ひとりか、そもそもわれてき一人ひとりか。
14 かれへり、われしゅぐんつかさにして、いまここきたれり。イイススおもてして、かれはいしてへり、きみよ、なんぢぼくなにめいずるか。
15 しゅ軍将ぐんしゃうイイススにへり、なんぢくつなんぢあしよりげ、けだしなんぢてるところせいなり。イイススくのごとおこなへり。




士師記

6 7 マディアムたみイズライリのしょあっしたれば、かれしゅかみべり。
11 よ、しゅ使つかひきたりて、エズリのそんなるイオアスにぞくするエフラファのかししたせり。ときにイオアスのゲデオンはマディアムひとよりのがれんために、さかぶねうちむぎうちてり。
12 しゅ使つかひかれあらはれてへり、剛勇がういうものよ、しゅなんぢともにす。
13 ゲデオンかれへり、しゅよ、しゅわれともにせば、胡為なんすれぞしょなんわれおよびたる、われせんしゅわれをエギペトよりいだししにあらざずやとひて、われげたりしそのしょせきいづくるか、いましゅわれてて、マディアムじんわたしたり。
14 しゅ使つかひかれそそぎてへり、なんぢちからもっけ、なんぢイズライリをマディアムじんよりすくはん、
15 よ、ぞくはマナッシヤのうちもっともひくものわれちちいへうちもっともちひさものなり。
16 しゅかれへり、われなんぢともらん、ゆゑなんぢマディアムじんつこと、一人ひとりつがごとくならん。
17 ゲデオンかれへり、われなんぢまへめぐみたらば、しるしもっわれかたものなんぢなるをらしめよ、
18 ねがはくはこのところはなれずして、なんぢかへり、ささげものたづさへてなんぢまへそなふるにおよべ。しゅ使つかひかれへり、われとどまりてなんぢかへるをたん。
19 ゲデオンきて山羊やぎ調ととのへ、いちエファもったねなきぱんつくり、にくはこれ、しるつぼり、かししたたづさいででて、これすすめたり。
20 しゅ使つかひかれへり、にくたねなきぱんとをりて、いしうへき、これしるそそげ。すなはちくのごとせり。
21 しゅ使つかひそのつゑすゑべてにくたねなきぱんとに触れたれば、は石よりいででて、にくたねなきぱんとをつくせり、
22 しかうしてしゅ使つかひかれよりはなれたり。
22 ゲデオンはしゅ使つかひなりとりてへり、嗚呼ああしゅよ、しゅよ、われおもておもてあはせてしゅ使つかひたり。
23 しゅかれへり、へいあんなれ、おそるるなかれ、なんぢ死なざらん。
24 ゲデオン彼処かしこしゅためだんきづきて、これしゅへいあんづけたり。
36 ゲデオンかみへり。なんぢかつひしごともってイズライリをすくはば、
37 よ、われひつじうちかん、つゆにのみありて、みなかはきおらば、われこれりて、なんぢかつひしごともってイズライリをすくふをらん。
38 くのごとれり。次日つぎのひゲデオンつときて、しぼりたれば、つゆよりながいででて、ひとつうつはちたり。
39 ゲデオンかみへり、もとむ、われいかなかれ。われいまひとたびはん。いまひとたびもっこころみん。ねがはくはのみかはきおりて、にはみなつゆあらんことを。
40 かみくのごとおこなへり。のみかはきて、にはみなつゆありき。  

13 2 ダンのぞくひとをマノエといはものあり。そのつま石婦うまずめにしてみしことなし。
3 しゅ使つかひをんなあらはれて、これへり、よ、なんぢ石婦うまずめにしてみしことあらず、しかれどもなんぢはらみてまん、
4 いまつつしみて、さけ諸醪シケラとをなかれ、およけつものくらなかれ、
5 けだしよ、なんぢはらみてなんまん、薙刀かみそりそのかうべれざらん、けだしそのたいよりしてかみナゾレイらん。
6 をんなきたりてそのおっとげてへり、かみひとわれきたれり、その容貌かたちかみ使つかひ容貌かたちごとくにしてはなはたふとし、
7 かれへり、よ、なんぢはらみてなんまん、いまさけ諸醪シケラとをなかれ、およけつものくらなかれ、けだしそのたいよりしていたるまでかみナゾレイらんと。
8 マノエかみいのりてへり、しゅよ、ねがはくはなんぢわれつかはししかみひとまたきたりて、われまれんとするすべきことををしへん。
13 しゅ使つかひきたりてマノエにへり。なんぢつまひしことは、みなこれつつしむべし、
14 葡萄ぶだうよりづるものは、かれくらふべからず、さけ諸醪シケラとをむべからず。
17 マノエしゅ使つかひへり、なんぢなんぞ、なんぢことばらんときわれなんぢをさん讃栄さんえいせんためなり。
18 しゅ使つかひかれへり、なんぢ何為なんすれぞわれへる、奥妙おくめうなり。つひしゅ使つかひはマノエおよそのつまえずなれり。




列王記上

8 1 ソロモンはしゅだうつくげふへて、イズライリのしゅうちゃうらうをシオンにあつめたり、しゅやくひつをダワィドのまちすなはちシオンよりたづさのぼらんためなり。
4 さいしゅやくひつと、しょうまくと、しょうまくしょせいとをれり。
5 わうおよしゅうイズライリはひつまへき、
6 さいしゅやくひつきて、そのところすなはちだう内殿ないでんなるせいじょうちヘルワィムのつばさしたきたり。
7 けだしヘルワィムはそのつばさひつうへべ、かつヘルワィムはうへよりひつおよそのせいぶつおほへり。
9 ひつうちにはふたつやくすなはちしゅやくてしとき、モイセイがホリフにおい彼処かしこをさめたるものほかなにものらざりき。
10 さいせいしょよりいでのちくもしゅだうち、
11 さいくもためちてはうすることあたはざりき。くわうえいしゅかみ全能ぜんのうしゃだうちたればなり。
22 ソロモンはイズライリのぜんくわいしゅうまへあたり、しゅ祭壇さいだんまへちて、そのてんべて
23 へり、しゅイズライリのかみよ、かみてんに、しもに、なんぢごとかみなし。
27 てんおよしょてんてんなんぢるるにらずば、いわんんやなんぢたくしててたるいへをや。
28 しかれどもしゅイズライリのかみよ、いのりかへりみて、今日こんにちなんぢぼくなんぢまへいのところぐわんたうとをたまへ、
29 ねがはくはなんぢちういへに、すなはちなんぢわれ彼処かしこらんとひしところむかひてひらかれん。もとむ、なんぢぼく此処ここいのらんたうたまへ。
30 なんぢぼくおよなんぢたみイズライリが此処ここなんぢいのらんときに、そのこんがんたまへ、なんぢところに、てんき、これきてあはれみたまへ。

17 1 しゅことばげんしゃイリヤにのぞめり、かれアハフにへり、そのまへてるしゅばんぐんかみ、イズライリのかみく、いまよりすうねんくちことばらずば、つゆあめもなからん。
2 しゅことばイリヤにのぞみてへり。
3 此処ここよりひがしきて、イオルダンのまへなるホラファかはほとりかくせ、
4 なんぢそのかはみづまん、われからす彼処かしこなんぢやしなはんことをめいじたり。
5 イリヤきて、しゅことばしたがひておこなひ、イオルダンのまへなるホラファかはほとりめり。
6 からすあさぱんにくかれはこべり、かはよりしてかれみづめり。
7 のちかはれたり、あめなかりしゆゑなり。
8 しゅことばイリヤにのぞみてへり、
9 ちて、シドンのサレプタにきて、彼処かしこれ、よ、われ彼処かしこ一人ひとり寡婦やもめなんぢやしなはんことをめいぜり。
10 かれちて、サレプタにき、まちもんいたれば、彼処かしこ一人ひとり寡婦やもめまきひろふをたり。すなはちこれびてへり、うつは少許すこしみづきたりて、われましめよ。
11 かれみづらんためけるに、イリヤうしろよりびてかれへり、またなんぢぱんかけりてきたりて、われくらはしめよ。
12 をんなへり、しゅなんぢかみく、われぱんなし、ただおけひとにぎりかめ少許すこしあぶらあるのみ、よ、われふたつまきひろひ、きてわれため調ととのへ、われこれくらひてなん。
13 イリヤかれへり、おそるるなかれ、きてなんぢことばごとおこなへ、しかれどももっわれためちひさぱんつくりて、われきたれ、のちなんぢなんぢためつくるべし、
14 けだししゅイズライリのかみふ、おけこなきず、かめあぶらへらずして、しゅあめくだおよばんと。
15 をんなきてイリヤのことばごとおこなひて、かれあたへたり、かれおよをんなそのくらへり。
16 そのよりおけきず、かめあぶららざりき、しゅがイリヤにりてひしことばごとし。
17 これことのちそのいえあるじなるをんなやまひかかりしが、そのやまひはなはだはげしくして、氣息いきそのうちゆるにいたれり。
18 をんなイリヤにへり、かみひとよ、われなんぢなにあづからん、なんぢつみおくせしめ、なしめんためわれきたれり。
19 イリヤをんなへり、なんぢわれあたへよ。すなはちこれそのよりり、これおのれところたかどのたづさのぼりて、おのれとこき、
20 しゅびてへり、しゅかみよ、あになんぢところ寡婦やもめわざはひくだして、そのなしめんや。
21 しかうしてたびうへふくして、しゅびてへり、しゅかみよ、ねがはくはたましひそのうちかへらん。
22 しゅはイリヤのこゑれたれば、たましひそのうちかへりてかれきたり。
23 イリヤりて、たかどのよりいへたづさくだり、これそのははあたへてへり、よ、なんぢく。
24 をんなイリヤにへり、いまわれなんぢかみひとにして、なんぢくちしゅことばしんじつなるをれり。

18 1 アハフわう第三だいさんねんかみことばフェスワのイリヤにのぞみてへり、きておのれをアハフにしめせ、われあめおもてくださん。
17 アハフ、イリヤをときかれへり、なんぢイズライリをみだものなるか。
18 イリヤへり、われイズライリをみだすにあらず、すなはちなんぢなんぢちちいへとはこれみだすなり。なんぢしゅなんぢかみてて、ワアルのあとしたがふをもってなり。
19 いまひとつかはしてイズライリのしゅうみんおよびワアルのげんしゃひゃくじふにん、森林のげんしゃひゃくにん、エザワェリのせきくらものをカルミルざんに、もとあつめめよ。
20 アハフはイリヤのことばしたがひて、イズライリのしゅうみん使つかひつかはし、またもろもろげんしゃをカルミルざんあつめめたり。
21 イリヤしゅうみんちかづきてへり、なんぢ何時いつまでりゃうひざにて跛行ひきずりゆきするか、しゅかみならば、かれしたがへ、しワアルかみならば、これしたがへ。たみいちごんかれこたへざりき。
22 イリヤたみへり、われ一人ひとりのこりて、しゅげんしゃたり、ワアルのげんしゃひゃくじふにん、森林のげんしゃひゃくにんあり。
23 ふたつこうしわれあたへよ、かれそのひとつえらびてこれわかち、まきうへせて、くはへざるべし、われそのひとつこうし調ととのへ、まきうへせて、くはへざらん、
24 しかうしてなんぢなんぢかみべ、われしゅかみばん、もっこたふるかみは、すなはちかみなり。たみみなこたへてへり。ことばし。
25 イリヤはワアルのげんしゃへり、なんぢひとつこうしえらびて、これ調ととのへよ、なんぢしゅうおほなればなり、なんぢかみべ、ただくはふるなかれ。
26 かれこうしりてこれ調ととのへ、あさよりひるいたるまでワアルのびてへり、われけ、ワアルよ、われけ。しかれどもこゑもなく、こたへもなかりき。かれそのつくりたるだん周囲まはりをどれり。
27 ひるおよびて、イリヤかれあざけりてへり、おほごゑげてべ、かれかみなればなり、かれかんがふるところあるか、あるひところあるか、かれたびるか、あるひねむれるか、これますべし。
28 かれおほごゑび、そのれいしたがひて、かたなもっおのれり、おほくのものむちもっおのれちて、そのながるるにいたり、
29 なほげんして、ばんまつりささぐるときにまでおよべり、しかれどもこゑもなく、こたへもなかりき。つひにイリヤはワアルのげんしゃへり、いま退しりぞけ、われまつりささげんためなり。かれ退しりぞきてもだせり。
30 イリヤたみへり。われちかづけ、たみみなかれちかづけり。
31 イリヤはイズライリのしょじふぞくかずしたがひて、じふいしり、
32 いしもっしゅたくしてだんきづき、だん四周まはりサタるべきみぞつくり、
33 だんうへまきならべ、こうしわかちて、まきうへせて
34 へり、よつおけみづてて、やきまつりまきとのうへそそげ。かれせり。またへり、ふたたびこれせ。かれふたたびこれせり。またへり、たびこれせ。たびこれせり。
35 みづだん四周まはりながれ、みぞみづにてちたり。
36 ばんまつりささぐるときかたりて、げんしゃイリヤにちかづきて、てんあふぎてびてへり。アウラアム、イサアク、イアコフのしゅかみよ、われたまへ。もっ今日こんにちわれきて、しゅうみんなんぢひとりしゅイズライリのかみわれなんぢぼくにして、みななんぢりておこなひしをらしめたまへ、
37 もとむ。たみこころてんじて、なんぢしたがはしめたまへ。
38
とき
しゅてんよりくだりて、やきまつりまきいしちりとをつくし、みぞうちみづをもねぶつくせり。
39 たみみなそのおもてふくしてへり。じつしゅかみなり。かれかみなり。
40 イリヤたみへり、ワアルのげんしゃとらへて、その一人ひとりをものがれしむなかれ。すなはちこれへたれば、イリヤこれをキッソンかはくだりて、彼処かしここれころせり。
41 そののちイリヤ アハフにへり、よ、おほあめおとあり、なんぢくるまそなへてくだれ、あめはざらんためなり。
42 イリヤ カルミルざんのぼり、ふくして、そのおもてひざあひだれて、しゅいのれり。
45 ときくもかぜとはおここり、てんくらくなりて、おほあめいたれり。アハフくるまり、きてイズレエリにけり。
46 しゅイリヤにのぞみたれば、かれそのこしつかねて、アハフのまへはしりて、イズレエリにるにおよべり。

19 1 アハフはそのつまイエザワェリにイリヤのおよししことおよその如何いかやいばもっしょげんしゃころししかをげたれば、
2 イエザワェリ使つかをイリヤにつかはしてへり、われみゃうにちころほひなんぢ生命いのちかれかくじんごとくせん。
3 イリヤこれきておそれ、ちて、その生命いのちためりて、イウダのなるワィルサワィヤにいたり、そのぼく彼処かしこのこして、
4 みづかくわうりしこと一日程いちじつほど杜松樹ねづしたし、おのれためもとめてへり、しゅよ、われれり、生命いのちわれよりたまへ、けだしわれしょよりきにあらざるなり。
5 すなはちして、杜松樹ねづしたねたり。よ、かみ使つかひかれさはりてへり、きてくらめ。
6 イリヤそそぎて、そのかしらかたはらおほむぎぱんひとかめみづあるをたり。かれきてくらみて、またねたり。
7 しゅ使つかひふたたびきたりて、かれさはりてへり、きてくらめ、けだしなんぢまへとほみちあり。
8 かれきてくらみ、そのしょくちからりてじふにちじふきて、かみやまホリフにいたれり。
9 彼処かしこかれひとつほらりて宿やどれり。よ、しゅことばかれのぞみて、しゅかれへり、イリヤよ、なんぢ何為なんすれぞ此処ここる。
10 イリヤへり、われしゅかみ全能ぜんのうしゃためはなはだねっちゅうせり、けだしイズライリのしょなんぢやくて、なんぢ祭壇さいだんこぼち、やいばもっなんぢしょげんしゃころせり、ただわれ一人ひとりのこれるに、かれ生命いのちをもらんことをもとむ。
11 しゅへり、あさでて、しゅまへやまうへて、よ、しゅかん、しゅまへあたりて、おほいなるつよかぜやまき、いわほくだものありしが、かぜうちにはしゅらず、かぜのちしんありしが、しんうちにはしゅらず、
12 しんのちありしが、うちにはしゅらず、のちかすかなるかぜおとりしが、彼処かしこにはしゅり。
13 イリヤこれきて、うわもっそのおもておほひ、いでほらかたはらてるに、こゑありてかれへり、イリヤよ、なんぢ何為なんすれぞ此処ここる。
14 イリヤへり、われしゅかみ全能ぜんのうしゃためはなはだねっちゅうせり、けだしイズライリのしょなんぢやくて、なんぢ祭壇さいだんこぼち、やひばもっなんぢしょげんしゃころせり、ただわれ一人ひとりのこれるに、かれ生命いのちをもらんことをもとむ。
15 しゅかれへり、きてなんぢみちかへり、ひろてダマスクにいたり、アザイルにあぶらそそぎて、シリヤのわうせ、
16 またアメッサのイイウイにあぶらそそぎて、イズライリのわうせ、またサファトのエリセイにあぶらそそぎて、なんぢへてげんしゃせ。
19 イリヤはサファトのエリセイがうしもったがへすにへり。イリヤかれちかづきて、そのうわかれたうぜり。
20 エリセイうして、イリヤのうしろはしきて、かれつかへたり。




列王記下

2 1 しゅがイリヤをつむじかぜうちてんけるがごとのぼらしめんとするとき、イリヤはエリセイとともにガルガルにけり。
2 イリヤはエリセイにへり。此処こことどまれ。けだししゅわれをイオルダンにつかはせり。エリセイへり。しゅく、なんぢたましひく。われなんぢはなれず。にんともけり。
3 げんしゃもんじふひときてはるかかにちてのぞめり。かれ二人ふたりはイオルダンのほとりてり。
8 イリヤそのうはりてこれき、もっみづちたれば、みづ此方こなた彼方かなたわかれて、二人ふたりかわけるわたれり。
9 すでわたりて、イリヤはエリセイにへり。られてなんぢはなれざるさきに、なんぢためなにすべきかをもとめよ。エリセイへり。ねがはくはなんぢところしん゜はばいばいわれらんことを。
10 イリヤへり。なんぢかたこともとむ。しかれどもなんぢられてなんぢはなるるをば、なんぢくのごとらん、ずばらざらん。
11 かれなほきてかたれるときよ、くるま