マルコに因る聖福音

 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16



1 1 かみイイスス ハリストスのふくいんはじめなり。
2 しょげんしゃしるされしがごとし、いはく、よ、われ使つかひなんぢめんぜんつかはし、なんぢさきだちて、なんぢみちそなへしめん。
3 ものこゑりてふ、しゅみちそなへ、そのこみちなほくせよと。
4 イオアンりてせんさづけ、つみゆるしためくわいかい洗礼せんれいつたへたり。
5 イウデヤのぜんおよびイエルサリムの人々ひとびとでて、かれき、おのれつみみとめて、みなイオルダンかはおいかれよりせんけたり。
6 イオアンはらくごろもこしかはおびつかね、蝗虫いなごみつとをくらへり。
7 かれべてへり、われのちさらわれよりつよものきたる、われかがみて、そのくつおびくにもへず。
8 われみづもっなんぢせんさづけたり、かれせいしん゜をもっなんぢせんさづけん。
9 あたり、イイスス ガリレヤのナザレトよりきたりて、イオルダンにおいてイオアンよりせんけたり。
10 ただちみづよりあがときてんひらせいしん鴿はとごとそのうへくだるをたり。
11 またてんよりこゑありてへり、なんぢわれあいよろこべるものなり。
12 せいしんただちかれきて、かしむ。
13 かれることじふにち、サタナにこころみられ、じうともり、てん使かれほうせり。
14 イオアンのとらはれしのち、イイスス ガリレヤにきたり、かみくにふくいんつたへて
15 へり、ときち、かみくにちかづけり、くわいかいして、ふくいんしんぜよ。
16 ガリレヤのうみときかれはシモンおよそのきゃうだいアンドレイが、あみうみほどこせるをたり、けだしかれぎょしゃなりき。
17 イイススかれへり、われしたがへ、われなんぢひとぎょするものたらしめん。
18 かれただちそのあみのこして、これしたがへり。
19 ここよりすこしくすすみて、ゼウェデイのイアコフとそのきゃうだいイオアンと、またふねりて、あみおぎなへるをて、
20 ただちかれしたり、かれちちゼウェデイをやとひびとともふねのこして、これしたがへり。
21 カペルナウムにきたれるのち安息日スボタひて、かれくわいだうりて、をしへべたり。
22 人々ひとびとそのをしへとせり、けだしかれをしふることけんあるものごとし、がくごときにあらず。
23 かれくわいだうわづらふるひとあり、びて、
24 へり、ああナザレトのイイススよ、われなんぢなんあづからん、なんぢわれほろぼさんためきたりしか、われなんぢたれなるをる、すなはちかみせいなるものなり。
25 イイススかれいましめてへり、くちぢて、これよりでよ。
26 そのひと抅攣ひきつけさせ、おほいなるこゑもっさけびて、これよりでたり。
27 ひとみなおどきて、あひひてへり、なんぞ、如何いかなるあたらしきをしへぞ、けだしかれけんもっにもめいじて、またかれしたがふ。
28 その声名きこゑたちまちガリレヤのはうひろまれり。
29 ただちくわいだうよりでて、イヤコフ、イオアンとともにシモンおよびアンドレイのいへきたれり。
30 シモンの岳母しうとめねつみてしたるに、あるひとただちこれをイイススにぐ。
31 かれきて、そのりて、これおこしたれば、ねつたちまち退しりぞきて、をんなかれきょうせり。
32 くれおよびて、ときおよやまひひ、らるるものかれきたれるあり。
33 まちこぞりてもんあつまれり。
34 かれ種々しゅじゅやまひくるしめるおほくのものいやし、おほくのいだし、かつそのハリストスたるをることをふをゆるさざりき。
35 あさいまけざるまへに、かれきて、でてところき、彼処かしこおいたうせり。
36 シモンおよこれともりしものそのあとひ、
37 すでひて、かれふ、みななんぢたづぬ。
38 かれこれふ、われ近傍きんばうむらまちとにくべし、彼処かしこにもをしへべんためなり、けだしわれこれためきたれり。
39 すなはちぜんガリレヤに、かれくわいだうおいて、をしへべ、かついだせり。
40 らいびゃうものきたりて、かれもとめ、かれまへひざまつきていはく、なんぢのぞまば、われきよむるをよくす。
41 イイススあはれみて、べ、かれれていはく、われのぞむ、きよまれ。
42 をはれば、らいびゃうただちはなれ、そのひときよまれり。
43 イイススきびしくかれいましめて、ただちらしめ、
44 またかれふ、つつしみて、なにごとをもひとぐるなかれ、すなはちきて、おのれさいしめせ、かつなんぢきよまりしために、モイセイのめいぜしものけんじて、かれしょうせ。
45 しかれどもそのひとでてのちおほべて、そのこと播揚いひふらし、イイススこれよりあらはまちるをずして、そとなるところるにいたれり、ひとはうよりかれきたれり。

2 1 じつえて、かれまたカペルナウムにれり、かれいへることえたれば、
2 ただちおほくのひとあつまりて、もんかたはらにもるるところなきにいたれり、かれこれをしへべたり。
3 ちゅうぶうものたづさへて、かれきたれるあり、にんこれけり、
4 ひとおほきにりて、かれちかづくをずして、そのところひらき、これあなして、ちゅうぶうものしたるとこおろせり。
5 イイススかれしんて、ちゅうぶうものふ、よ、なんぢつみなんぢゆるさる。
6 ここあるがくせるあり、こころうちしていはく、
7 ひとなん褻涜けがしふ、ひとりかみよりほかに、たれつみゆるすをん。
8 イイススそのしん゜をもって、ただちかれおのれうちするをりて、かれへり、なんぢなんこころうちする、
9 ちゅうぶうものに、なんぢつみゆるさるとひ、あるひきて、なんぢとこりてけとふは、いづれやすき。
10 しかれどもなんぢひとりてつみゆるけんあることをらんため、(ちゅうぶうものむかひていはく、)
11 なんぢふ、きて、なんぢとこりて、なんぢいへけ。
12 かれただちき、とこりて、しゅうまへおいでたり、しゅうおどろきて、かみさんえいし、われいまかつくのごときことをざりきとふをいたせり。
13 イイススまたうみでしに、たみみなかれき、かれこれをしへたり。
14 ぐるときかれはアルフェイのレワィイがぜいくわんせるをて、これふ、われしたがへ、かれちてしたがへり。
15 イイススがレワィイのいへせきせしときおほくのぜいおよ罪人ざいにんまたかれそのもんともせきせり、けだしこれおほくのものり、しかうしてかれしたがへり。
16 がくとファリセイとはかれぜいおよ罪人ざいにんともしょくするをて、そのもんへり、かれなんぜいおよ罪人ざいにんともしょくいんする。
17 イイススこれきて、かれふ、康強すこやかなるものもとめずすなはちやまひものこれもとむ、きたりしは、じんためあらず、すなはち罪人ざいにんして、くわいかいせしめんためなり。
18 イオアンとファリセイとのもんものいみせり、きたりてかれふ、イオアンとファリセイとのもんものいみするに、なんぢもんものいみせざるはなんぞや。
19 イイススかれへり、イイススかれへり、こんえんかく新娶者はなむこなほかれともときあにものいみするをんや、新娶者はなむこかれともときは、ものいみするをず、
20 しかれども新娶者はなむこかれよりらるるいたらん、そのにはものいみせん。
21 あたらしきぬのぎれもっふるころもおぎなものあらず、しからずばあたらしきものふるきをやぶりて、そのほころびさらはなはだしからん。
22 またあたらしきさけふるかはぶくろものあらず、しからずばあたらしきさけふくろやぶりて、さけれ、ふくろほろびん、すなはちあたらしきさけあたらしきふくろるべし。
23 安息日スボタにイイススけることあり、かれもんときめり。
24 ファリセイかれへり、よ、なんかれ安息日スボタおこなふべからざることをおこなふ。
25 かれこれへり、なんぢは、ダワィドがとぼしくして、おのれおよそのじゅうしゃゑしときおこなひしこと
26 すなはち如何いかにしてかれは、さいちゃうアワィアファルのときに、かみいへりて、さいほかなんぴとくらふべからざるきょうぜんぱんくらひ、かつこれじゅうしゃあたへしを、いまかつまざりしか。
27 またかれへり、安息日スボタひとためまうけられたり、ひと安息日スボタためあらず、
28 ゆゑひとまた安息日スボタしゅなり。

3 1 かれまたくわいだうりしに、彼処かしこかたへたるひとあり。
2 人々ひとびとかれつみせんために、安息日スボタおいひといやすやいなやをうかがへり。
3 かれへたるひとふ、なかてよ。
4 またかれふ、安息日スボタにはぜんおこなひ、あるひあくおこなふ、生命いのちすくひ、あるひこれほろぼす、いづれよろしき、かれもくねんたり。
5 イイススいかりふくみて、かれ圜視みまわし、そのこころかたくななるをうれひて、ひとふ、なんぢべよ。これぶれば、そのすこやかになりしこと、ごとし。
6 ファリセイでてただちにイロドのたうともに、如何いかにしてかれほろぼさんとはかれり。
7 イイススもんともでて、うみけり、おほくのたみはガリレヤより、またイウデヤ、
8 イエルサリム、イドゥメヤ、およびイオルダンのそとよりかれしたがひ、またティルとシドンとのほとりものは、そのおこなひしことをきて、はなはだおほかれきたれり。
9 かれたみおほきにりて、そのもんおのれためぶねそなへんことめいぜり、ひとかれせまらざらんためなり。
10 けだしかれおほくのものいやししにりて、およわづらひあるものかれさはらんためせまるにいたれり。
11 またかれときそのまへふくして、びてへり、なんぢかみなり、
12 ただかれこれおのれあらはなからんことをきびしくいましめたり。
13 つひやまのぼりて、みづかほっするところものしたれば、きたりてかれけり。
14 すなはちじふにんてたり、かれおのれともり、またこれつかはして、をしへつたへしめ、
15 かつけんもっやまひいやし、いださしめんためなり。
16 すなはちシモンこれをペトルとづけたり、
17 ゼウェデイのイアコフ、およそのきゃうだいイオアン、かれをワォアネルゲス、やくすれば、かみなりづけたり、
18 アンドレイ、フィリップ、ワルフォロメイ、マトフェイ、フォマ、アルフェイのイアコフ、ファデイ、シモン「カナニト」、
19 およびイウダ「イスカリオト」、すなはちかれりしものなり。
20 かれいへりしに、たみまたあつまり、かれぱんくらいとまなきにいたれり。
21 かれしんぞくきて、かれらんためでたり、けだしかれくるへりとへり。
22 またイエルサリムよりくだれるがくは、かれはワェエルゼウルにられ、かしらりて、いだすとへり。
23 かれこれして、たとへもっこれへり、サタナ如何いかんぞサタナをいだすをん。
24 くにみづかわかあらそはば、そのくにあたはず、
25 いへわかあらそはば、そのいへあたはず、
26 しサタナみづかめて、わかあらそはばあたはず、すなはちそのをはりいたれるなり。
27 ひとつよものいへりて、そのうつはものおびやかあたはず、かならずつよものしばりて、しかのちそのいへおびやかさん。
28 われまことなんぢぐ、およそつみ褻涜けがしと、ひとこれもっけがさば、ひとしょゆるされん、
29 しかれどもせいしん゜をけがさんものゆるされず、すなはち永遠えいゑんていざいあづからん。
30 へるは、人々ひとびとかれらるとひしゆゑなり。
31 かれははおよきゃうだいきたりて、そとち、ひとつかはして、かれべり。
32 ときたみかれめぐりてせり、あるひとかれへり、よ、なんぢははおよなんぢきゃうだいそとりて、なんぢたづぬ。
33 かれこれこたへてへり、たれははあるひきゃうだいたる。
34 すなはちめぐせるもの圜視みまわしていはく、ははおよきゃうだいなり、
35 けだしかみむねおこなはんものは、そのひとすなはちきゃうだいまいおよははなり

4 1 また海浜かいひんおいをしはじめしに、おほくのたみかれもとあつまりたれば、かれふねのぼりて、うみし、たみみなうみ沿ひて、をかりき。
2 すなはちおほくのたとへもっかれをしへたり、そのをしへおいかれへり、
3 これけ、たねものかんためでたり。
4 ときみちかたはらちしものあり、とりきたりて、これつひばめり。
5 つちうすいしちしものあり、つちふかからざるにりて、ただちでしが、
6 でてのちしぼみ、なきにりて、れたり。
7 いばらうちちしものあり、いばらきて、これおほひたれば、むすばざりき。
8 よきちしものあり、すなはちはつちゃうずるむすびて、あるひさんじふばいあるひろくじふばいあるひひゃくばいれり。
9 またへり、みみありてくをものくべし。
10 たみさんじてのちかれめぐれるものじふともに、かれたとへことへり。
11 かれこれへり、なんぢにはかみくにおうることあたへられたれども、そとものにはすべたとへもちゐる、
12 けだしかれれどもず、きてけどもさとらず、おそらくはてんじてそのつみゆるされん。
13 またかれふ、なんぢたとへさとらざるか、しからば如何いかにしてすべてのたとへらん。
14 ものことばくなり。
15 みちかたはらちたるものは、かるることばきてのちただちにサタナきたりて、かれこころかれたることばうばふ。
16 いしかれたるものは、おなじくことばきて、ただちよろこびてくれども、
17 おのれなきがゆゑ暫時しばらくのみ、のちことばためかんなんあるひ窘逐きんちくはば、ただちつまづく。
18 いばらうちかれたるものは、ことばけども、
19 おもんぱかりと、貨財たからまどひと、そのよくとはりて、ことばおほひて、むすばしめず。
20 沃壌よきちかれたるものは、ことばきて、これけ、むすぶこと、あるひさんじふばいあるひろくじふばいあるひひゃくばいなり。
21 またかれへり、ともしびきたるはあにこれますしたあるひとこしたかんためなるか、これとうだいうへかんためあらずや。
22 かくれてあらはれざるものなく、かくしてあらはならざるものなし。
23 みみありてくをものくべし。
24 またかれへり、ところつつしめ、なんぢなにますもってかひとはからば、くのごとなんぢにもはかられん、かつなんぢものくはへられん。
25 けだしてるものは、これあたへられ、たざるものは、そのてるものも、これよりうばはれん。
26 またへり、かみくにひとたねとうずるがごとし、
27 よるひるき、たね如何いかはつちゃうずるをらず。
28 けだしみづかはじめなへつぎしゃうじ、つぎうちこくたす。
29 じゅくするにおよびて、ただちかまつかはす、ときいたりたればなり。
30 またへり、われかみくになになぞらへんか、そもそもなにたとへもっこれたとへんか、
31 からしだねごとし、そのかるるときは、じゃうことごとくのたねよりちひさしといへども
32 かれたるのちは、でて、ことごとくのさいよりおほいになり、おほいなるえだいだし、天空そらとりそのかげむをべきにいたる。
33 イイススくのごとおほくのたとへもって、かれくをところしたがひて、をしへべたり。
34 たとへあらずしては、かれかたらざりき、どくしょときことごとこれそのもんけり。
35 そのくれおよびて、かれふ、われきしわたるべし。
36 かれたみらしめて、かれなほふねるままりてけり、ふねまたかれともりき。
37 颶風はやておほいおこり、なみふねりて、ほとんつるにいたれり。
38 ときかれ舟尾ともりて、まくらしてねたり、かれましていはく、よ、われほろぶるをなんぢかへりみざるか。
39 かれきて、かぜいましめ、うみへり、もだせ、しづまれ、かぜすなはちみて、おほいおだやかになれり。
40 またかれへり、なんぢ何為なんすれぞくのごとおそるる、なんしんなき。
41 かれおほいおそれて、たがひへり、なんぴとぞ、かぜうみまたかれしたが

5 1 つひうみきしなるガダラのいたれり。
2 かれふねはなれしときわづらふるひとはかよりでて、ただちかれむかへたり。
3 ひとはか住処すまひせり、鉄索くさりもってすとも、なんぴとかれつなあたはざりき、
4 けだしかれしばしば桎梏かせ鉄索くさりとにつながれたれども、鉄索くさりち、桎梏かせやぶり、ひとかれせいするをざりき。
5 よるひるつねやまはかとにりてさけび、またそのいしてり。
6 かれはるかにイイススをて、はしきて、これはいし、
7 おほいなるこゑもっびて、へり、じゃうなるかみイイススよ、われなんぢなんあづからん、かみりてなんぢもとむ、われくるしむるなかれ。
8 けだしイイススこれへり、ひとよりでよ。
9 またこれへりなんぢなんぞ。こたへてへりわれ大隊レゲヲンわれおほゆゑなり。
10 すなはちしきりかれそとはざらんことをもとめたり。
11 彼処かしこに、やまかたはらに、ぶたおほいなるむれはれたれば、
12 みなかれもとめてへり、われぶたつかはして、そのうちらしめよ。
13 イイススただちこれゆるせりでて、ぶたりしに、むれ山坡がけよりうみけ、およそせんぴきありてうみおぼれたり。
14 ぶたものはしりて、まちおよしょそんげたれば、人々ひとびとりしことをためで、
15 イイススにきたりて、さきわづらひ、大隊レゲヲンられたるものが、ころもこころたしかにしてせるをて、おそれたり。
16 ものわづらひたるものりしこと如何いかんおよぶたことかれげたれば、
17 かれはイイススにそのさかひはなれんことをへり。
18 かれふねのぼれるときられたるものかれともにせんことをもとめたり。
19 イイススゆるさずして、これふ、なんぢいへなんぢしんぞくかへりて、かれしゅ如何いかなることなんぢおこなひ、およ如何いかなんぢあはれみしをげよ。
20 かれきてデカポリにおいてイイススがかれ如何いかなることおこなひしをべたれば、ひとみなこれとせり。
21 イイススふねりて、またかれきしわたりしときおほくのたみは、かれあつまり、かれ海浜かいひんりき。
22 よ、くわいだうつかさ一人ひとり、イアイルとづくるものきたり、かれて、そのそくふくし、
23 しきりかれもとめていはく、むすめせんとす、きたりて、これせ、これをしてえて、くるをしめよ。
24 イイススこれともけり、ときおほくのたみしたがひ、かれせまれり。
25 あるをんなじふねんけつろうわづらひ、
26 おほくのいやりておほくるしみ、そのしょいうことごとつひやしたれども、いささかえきなくして、ますますしくなれり。
27 イイススのこときて、たみうちうしろよりきたりて、かれころもさはれり。
28 けだしへり、われだいそのころもさはらば、ゆるをんと。
29 ただちそのみなもとれて、をんなそのやまひされしをおぼえたり。
30 イイススたちまちみづかちからおのれよりでたるをおぼえ、たみうちかへりみてへり、たれころもさはりたる。
31 もんかれへり、なんぢたみなんぢせまるをるに、たれわれさはりたるとふか。
32 しかれどもかれ圜視みまわして、これおこなひしものんとほっせり。
33 をんなおのれりしことをり、おそをののきて、きたりてかれまへふくし、ことごとくのじつもっかれげたり。
34 かれこれへり、むすめよ、なんぢしんなんぢすくへり、あんぜんとしてき、なんぢやまひよりすこやかになれ。
35 かれなほときくわいだうつかさいへよりひときたりていはく、なんぢむすめすでせり、なんまたわづらはす。
36 イイススぐるところことばきて、ただちくわいだうつかさふ、おそるるなかれ、ただしんぜよ。
37 すなはちペトル、イアコフ、およびイアコフのきゃうだいイオアンのほかたれにもおのれしたがふをゆるさず、
38 くわいだうつかさいへきたりて、人々ひとびと号咷さわぎそのきておほいさけぶを
39 すでりて、かれふ、なんさわぎ、かつく、せうぢょせしにあらず、すなはちぬるなり。
40 人々ひとびとかれあざわらへり。かれしゅういだして、せうぢょかれしたがへるものとをひきゐて、せうぢょせるところり、
41 せうぢょりて、これふ、「タリファ、クミ」、やくすればむすめよ、なんぢふ、きよ。
42 むすめただちき、かつあゆめり、けだしそのとしじふなり、ものおほいおどけり。
43 イイススきびしくかれこれひとらしめんことをきんじ、またむすめしょくあたへんことをめいぜり

6 1 イイスス彼処かしこでて、おのれ故郷ふるさといたれり、そのもんかれしたがへり。
2 安息日スボタおよびて、かれくわいだうおいをしへべしに、おほくのけるものとしてへり、ひとなによりこれたるか、かれあたへられしなんぞ、くのごとのう如何いかにしてそのりておこなはるるか、
3 かれ木工もくこうにして、マリヤの、イアコフ、イオシヤ、イウダ、シモンのきゃうだいなるにあらずや、そのまいここわれあひだるにあらずや、すなはちかれためまどへり。
4 イイススかれへりげんしゃその故郷ふるさとそのしんぞくそのいへほかおいたっとばれざるなし。
5 すなはち彼処かしこおいてはなにのうをもおこなざりき、ただにんびょうしゃせて、これいやせり。
6 かつかれしんあやしめり。ぎて四周まはりしょそんめぐりて、をしへべたり。
7 またじふもんして、かれ二人ふたりづつつかはし、かれせいするけんあたへたり。
8 またかれに、たびために、ひとつつゑほかふくろをも、かてをも、おびたくはふるどうをも、一切いっさいなからんことをめいじ、
9 ただくつくるのみにして、ふたつころもることなからしめたり。
10 またかれへり、何処いづこおいてもひといへらば、彼処かしことどまりて、づるにいたれ。
11 なんぢけず、なんぢかざるものあらば、彼処かしこづるときなんぢあししたちりはらへ、かれたいするしょうさんためなり、われまことなんぢぐ、審判しんぱんおいて、ソドムおよびゴモラはまちよりしのやすからん。
12 かれでて、くわいかいをしへべ、
13 かつおほくのいだし、おほくのやまひめるものあぶらけて、これいやせり。
14 イロドわうイイススのこときて、(けだしそのあがれり、)へり、じゅせんイオアンがよりふくくわつせしなり、ゆゑかれりてのうおこなはる。
15 ものれイリヤなりとひ、またものげんしゃあるひしょげんしゃひとりごとものなりとへり。
16 ただイロドきてへり、くびりしイオアンなり、かれよりふくくわつせり。
17 けだしのイロドはひとつかはして、イオアンをとらへて、これひとやつなげり、そのきゃうだいフィリップのつまイロデアダのためゆゑなり、そのこれめとりたればなり。
18 けだしイオアンはイロドにへり、なんぢきゃうだいつまめとるはよろしからずと。
19 イロデアダかれうらみてころさんとほっしたれども、あたはざりき。
20 けだしイロドはイオアンをにしてせいなるひとたるをりて、かれおそれ、およかれまもり、かれきておほくのことおこなひ、かつよろこびてかれけり。
21 たまたま機会をりいたれり、すなはちイロド、そのたんじゃうおいしょだいじんせんちゃうおよびガリレヤのそんじゃためえんまうけたり。
22 イロデアダのむすめりてひ、イロドおよともせきするものよろこびたり。わうむすめへり、なんぢほっするところわれもとめよ、われなんぢあたへん。
23 またかれちかへり、およなんぢわれもとむるところは、くになかばいたるといへどもなんぢあたへん。
24 むすめでて、そのははへり、なにもとむべき。かれへり。じゅせんイオアンのくび
25 むすめただちいそりて、わうもとめてへり、われなんぢじゅせんイオアンのくびいまばんりてわれあたへんことをほっす。
26 わううれひたれども、ちかひためまたともせきせるものためゆゑに、これこばむをほっせざりき。
27 わうただち一卒いっそつつかはし、そのくびたづさへんことをめいぜり。
28 かれきて、これひとやそのくびばんり、たづさへてこれむすめあたへ、むすめこれそのははあたへたり。
29 そのもんこれきてきたり、そのしかばねりて、はかをさめたり。
30 使イイススのもとあつまりて、およおこなひしことをしへしことかれげたり。
31 かれこれへり、なんぢひとりところきて、しばらやすめ。けだしきたものものおほくありて、かれくらいとまだになかりき。
32 すなはちふねりて、かれひとりところけり。
33 たみそのくをて、おほくのものかれりたれば、もろもろまちより徒歩かちにてともはしり、そのところさきだちて、かれもとあつまれり。
34 イイススでて、ぐんしゅうて、これあはれみたり、そのぼくしゃなきひつじごとゆゑなり、すなはちおほこれをしへたり。
35 ときすでおそくなりて、もんかれきていはく、これところにして、ときすでおそし、
36 しゅうらしめよ、かれ四周まはり鄕村むらざときて、おのれためぱんはんためなり、けだしかれくらふべきものなし。
37 かれこたへてへり、なんぢこれしょくあたへよ。かれふ、われきて、ぎんひゃくもっぱんひ、これあたへてくらはしめんか。
38 かれいはく、なんぢぱん幾何いくばくかある、きてよ。かれいはく、いつつぱんおよふたつうを
39 かれこれめいじて、しゅうじんあをくさうへ区々くみくみせりめたり。
40 すなはちひゃくにんあるひじふにんづづ列々なみなみせきせり。
41 かれいつつぱんふたつうをりて、てんあふぎてしゅくふくし、ぱんき、そのもんあたへて、しゅうまへつらねしめ、またふたつうををもしゅうわかてり。
42 みなくらひて、きたり。
43 あまりたるくづのこりたるうをとをひろひて、じふかごてたり。
44 ぱんくらひしものやくせんにんなりき。
45 イイススただちそのもんうながして、ふねのぼらしめ、みづかたみらしむるあひだに、おのれさきだちて、きしなるワィフサイダにかしめたり。
46 たみらしめてのちかれたうせんためやまのぼれり。
47 くれおよびて、ふねうみなかり、かれひとりをかりて、
48 かれふねぐにくるしめるをたり、かぜかれさかゆゑなり。かうころほひかれうみみて、かれちかづき、しかうしてかれぎんとほっせり。
49 かれそのうみむをて、くわいぶつなりとおもひてべり、
50 けだしみなかれおそれたり。かれただちこれかたり、しかうしてこれふ、こころやすんぜよ、われなりおそるるなかれ。
51 すなはちふねのぼりて、かれきたれば、かぜみたり。かれちゅうしんきはみめてはなはだしくおどろかつあやしめり、
52 けだしぱんせきさとらざりき、そのこころかたくななりしゆゑなり。
53 すでわたり、ゲンニサレトのいたりて、きしけり。
54 ふねよりでしとき人々ひとびとただちかれりたれば、
55 あまね近傍きんばうめぐりて、やまひあるものとこせ、かれところきて、彼処かしこいたれり。
56 およかれりしところあるひむらあるひまちあるひさとは、ひとそのいちびょうしゃき、ただかれころもすそにだにさはらんことをもとめたり、かれさはりしものゆるをたり

7 1 イエルサリムよりきたりしファリセイあるひがくかれもとあつまれり。
2 かれもんうちあるものきよからざるすなはちあらはざるもっぱんくらふをて、これとがめたり。
3 けだしファリセイおよことごとくのイウデヤじんは、じんつたへりて、そのいさぎよあらはざればくらはず、
4 いちよりかへりて、みづかあらはざれば、またくらはず、ほかまたおほくのことあり、かれけてこれまもれり、すなはちさかづきかめどうおよとこあらふがごとし。
5 ここおいてファリセイがくかれふ、なんぢもんなんじんつたへしたがはずして、あらはざるもっぱんくらふ。
6 かれこたへてこれへり、イサイヤはなんぢぜんしゃことげんせり、しるされしがごとし、いはく、たみくちにてわれうやまへども、そのこころとほわれはなる、
7 かれひといましめをしへして、をしへて、いたづらわれたふとむと。
8 けだしなんぢかみいましめてて、ひとつたへれり、すなはちかめさかづきあらひ、そのおほくのごときをおこなふ。
9 またかれへり、なんぢおのれつたへまもらんがために、かみいましめはいす。
10 けだしモイセイへり、なんぢちちおよなんぢははうやまへ、またへり、ちちあるひははののしものすべしと。
11 しかれどもなんぢふ、ひとちちあるひははむかひて、なんぢわれよりべきものは「コルワン」、やくすれば、礼物ささげものれりといははば、
12 なんぢすでそのひとおのれちちあるひははためなにごとさざるをゆるす。
13 なんぢまうけしつたへもっかみことばはいし、かつおほくのくのごときことをおこなふ。
14 すなはちしゅうみんして、これへり、みなわれきてさとれ、
15 およそとよりひとものかれけがあたはず、ただかれよりづるものは、ひとけがすなり。
16 みみありてくをものくべし。
17 かれたみはなれていへりしときもんかれたとへことへり。
18 かれこれふ、なんぢまたさとにぶきか、あにらずや、およそとよりひとものかれけがあたはず、
19 けだしそのこころらず、すなはちはらりてそとづ、ここりておよそしょくもつきよめらる。
20 またへり、ひとよりづるものは、ひとけがすなり。
21 けだしうちよりづる、すなはちひとこころよりづるものは、あくねんかんいんじゃいんきょうさつ
22 たうせつ貪婪たんらんあくどくけつじゃしっ褻涜せつどくけうがうきゃうばう、なり。
23 これあくは、みなうちよりでて、ひとけがすなり。
24 かれ彼処かしこちて、ティルおよびシドンのさかひきたり、いへりて、ひとらんことをほっせざしが、かくるるをざりき。
25 けだしわづらふるむすめてるをんなかれこときて、きたりて、そのそくふくせり。
26 をんなはうじんにしてシロフィニキヤにうまれしものなり、かれそのむすめよりいださんことをへり。
27 しかれどもイイススこれへり、児曹こどもかしむるをゆるせ、けだし児曹こどもぱんりて、いぬぐるはよろしからず。
28 をんなかれこたへてへり、しゅよ、しかり、ただいぬしょくたくしたりて、児曹こどもくづくらふ。
29 かれこれへり、ことばりて、け、なんぢむすめよりでたり。
30 をんなそのいへきたりて、すででて、むすめそのとこせるをたり。
31 イイススまたティルおよびシドンのさかひで、デカポリのさかひうちて、ガリレヤのうみいたれり。
32 みみしひにしてどもれるものかれたづさきたりて、そのうへせんことをもとむるものあり。
33 かれひとりこれたづさへて、たみはなれ、ゆびそのみみれ、つばきしてそのしたさはり、
34 てんあふぎて、嘆息たんそくして、これふ、「エッファファ」、やくすれば、ひらけ。
35 ただちそのみみひらけ、したむすほどけ、そのふことあきらかになれり。
36 イイススかれなんぴとにもげざらんことをいましめたり、しかれどもかれいよいよいましめて、かれいよいよ播揚いひふらせり。
37 かつ駭異あやしみへずしてへり、そのせることみなし、聾者みみしひをもものし、瘖者あふしをもものす。

8 1 そのたみきはめておほりて、くらものなかりしに、イイススそのもんして、これふ、
2 われたみあはれむ、けだしすで三日みっかわれともりて、くらものなし。
3 われかれゑてそのいへかへらしめば、ちゅうつかれん、けだしそのうちとほくよりきたりしものあり。
4 そのもんかれこたへてへり、ひとここりて、かれかしむべきぱん何処いづこよりんや。
5 かれへり、なんぢぱん幾何いくばくかある。いはく、ななつ
6 ここおいたみめいじて、せしめ、ななつぱんりて、かんしゃしてこれき、そのもんあたへて、これつらねしむるに、かれたみまへつらねたり。
7 また些須すこしちひさうをあり、これをもしゅくふくして、まへつらねしめたり。
8 すなはちくらひてき、そのあまりたるくづ
ななかごひろへり。
9 くらひしものやくせんにんなりき。すなはちかれかへらしめたり。
10 ただちそのもんともふねのぼりて、ダルマヌファのさかひきたれり。
11 ファリセイでてかれなじり、かれこころみててんよりするきうちょうもとめたり。
12 かれちゅうしんより嘆息たんそくしていはく、なんきうちょうもとむる、われまことなんぢぐ、きうちょうあたへられざらん。
13 すなはちかれはなれて、またふねのぼりて、きしけり。
14 ときそのもんぱんることをわすれたり、ふねにはただひとつぱんほからざりき。
15 かれこれいましめてへり、つつしみて、ファリセイぱんだねとイロドのぱんだねとをふせげ。
16 かれあひしてへり、われぱんなきをすなり。
17 イイススこれりて、かれふ、なんぱんなきことをする、なんぢなほいまだにらず、いまだにさとらざるか、なんぢこころなほかたくななるか。
18 なんぢありてざるか、みみありてかざるか、またおくせざるか。
19 われいつつぱんせんにんためきしときなんぢ余屑くづひろひて、幾筐いくかごてしか。かれふ、じふ
20 またななつぱんせんにんためきしときあまりくづ幾筐いくかごひろひしか。いはく、ななつ
21 かれへり、なんさとらざる。
22 ワィフサイダにきたれるに、瞽者めしひかれたづさへて、これさはらんことをもとむるものあり。
23 かれ瞽者めしひり、これきて、むらそとで、そのつばきし、かれうへせて、ところありやとへり。
24 かれあふへり、われ人々ひとびとくことごとくなるをる。
25 のちまたそのせて、かれあふることをめいじたれば、かれえて、あきらか庶物しょぶつたり。
26 すなはちかれそのいへつかはしてへり、むらなかれ、むらうちひとぐるなかれ。
27 イイススそのもんともにフィリップのケサリヤのしょそんでしに、ちゅうそのもんひてへり、人々ひとびとわれひてたれとかす。
28 かれこたへてへり、じゅせんイオアンとものはイリヤとし、またものげんしゃ一人ひとりす。
29 かれこれふ、なんぢわれひてたれとかす。ペトルかれこたへていはく、なんぢはハリストスなり。
30 すなはちかれいましめて、おのれことひとぐるなからしめたり。
31 ここおいはじめてかれひとおほくのくるしみけ、ちゃうらうさいしょちゃうがくとにてられ、かつころされてだいさんじつふくくわつすべきことををしへたり。
32 かれあきらかことかたれるに、ペトルかれきていさめたり。
33 かれてんじて、そのもんて、ペトルをいましめてへり、サタナ、われより退しりぞけ、けだしなんぢかみことおもはず、すなはちひとことおもふ。
34 つひたみそのもんともして、かれへり、われしたがはんとほっするものは、おのれて、そのじふひてわれしたがへ。
35 けだしおのれ生命いのちすくはんとほっするものは、これうしなはん、われおよふくいんためおのれ生命いのちうしなはんものは、これすくはん。
36 けだしひとぜんかいとも、おのれたましひそこなはば、なんえきかあらん。
37 そもそもひとなにあたへて、そのたましひつくのひさんや。
38 けだしかんあくおいて、われおよわれことばぢんものは、ひとそのちちくわうえいもっせいなるてん使ともきたらんときかれぢん

9 1 またかれへり、われまことなんぢぐ、ここてるものうちには、いまめずして、かみくに権能ちからもっきたるをんとするものあり。
2 六日むいかえて、イイススはペトル、イアコフ、イオアンをたづさへ、ひとりかれのみをひきゐて、たかやまのぼり、かれまへにてかたちへたり。
3 そのころも耀かがやきて、ゆきごとはなはだしろくなれり、じゃう漂工ぬのざらししろくするあたはざるものごとし。
4 イリヤはモイセイとともかれあらはれて、イイススとかたれり。
5 ペトル、イイススにふ、ふうわれここるはし、われみついほりててひとつなんぢためひとつはモイセイのためひとつはイリヤのためにせん。
6 けだしみづかところらざりき、かれおほいおそれしゆゑなり。
7 またくもりてかれおほひ、くもよりこゑでてふ、これわれあいなり、かれけ。
8 かれたちまち環視みまはして、すでたれず、ひとりイイススのみかれともりき。
9 やまくだとき、イイススかれひとよりふくくわつせざるさきには、たることをひとぐるなからんことをめいじたり。
10 かれことばそのうちとどめて、あひしてへり、よりふくくわつすとはなんぞ。
11 またかれひてへり、がくがイリヤさききたるべしとふはなんぞや。
12 かれこたへてへり、しかり、イリヤさききたりて、ばんととのふべし、ひとまたこれしてしるされしがごとおほくのくるしみけ、ひといやしめらるべし。
13 ただわれなんぢぐ、イリヤすできたれり、しかうして人々ひとびとほっするところしたがひてかれあしらへり、かれしてしるされしがごとし。
14 すでもんところきたりて、ぐんしゅうかれめぐり、かつがくかれろんするをたり。
15 しゅうみんたちまちかれおどろき、はしすすみてあんへり。
16 かれがくひてへり、かれろんするはなんことぞ。
17 みんちゅう一人いちにんこたへてへり、よ、われあふしられたるなんぢたづさきたれり。
18 何処いづこかれとらふとも、たふし、かれあわき、み、からだる、われなんぢもんこれださんことをひたれども、かれあたはざりき。
19 イイススかれこたへていはく、ああしんなきや、われ何時いつまでかなんぢともらん、何時いつまでかなんぢしのばん、かれもとたづさきたれ。
20 すなはちかれたづさきたれり、かれイイススをれば、たちまちかれ拘攣ひきつけさせ、かれたふまろびてあわけり。
21 イイススそのちちへり、かれりしはいづれときよりか。へり、をさなときよりなり。
22 かれほろぼさんために、しばしばまたみづとうじたり。なんぢなにをかよくせば、われあはれみて、われたすけよ。
23 イイススこれへり、なんぢ幾何いくばくしんずることをよくせば、しんずるものにはよくせざることなし。
24 どうちちただちなみだれて、びてへり、しゅよ、われしんず、しんたすけよ。
25 イイススたみあつまるをて、いましめて、これへり、あふしにしてみみしひなるよ、われなんぢめいず、かれよりでて、ふたたびかれなかれ。
26 さけびて、はなはだしくかれ拘攣ひきつけさせてでたり、かれせしものごとくなりて、おほくのものかれせりとふにいたれり。
27 イイススそのりて、かれおこしたれば、かれすなはちてり。
28 イイススいへりしときそのもんひそかかれへり、われこれだすあたはざりしはなんゆゑぞ。
29 かれへり、たうものいみとにらざれば、るゐづるをざるなり。
30 かれ彼処かしこでて、ガリレヤをぐ、かれひとこれらんことをほっせざりき。
31 けだしそのもんをしへて、ひとには人々ひとびとわたされ、人々ひとびとかれころし、ころされてのちかれだいさんじつふくくわつせんとへり。
32 ただかれことばさとらざりき、またかれふことをおそれたり。
33 かれカペルナウムにきたりていへときかれへり、なんぢちゅうあひせしはなんことぞ。
34 かれもくねんたり、けだしちゅうたれおほいなるとあひしたり。
35 かれして、じふして、これふ、さきたらんとほっするものは、しゅうのちり、しゅうえきしゃるべし。
36 またをさなりて、かれうちて、かつこれいだきて、かれへり。
37 りて、くのごとをさな一人ひとりけんものは、われくるなり、われけんものは、われくるにあらず、すなはちわれつかはししものくるなり。
38 イオアンかれこたへてへり、よ、われなんぢもっいだし、しかうしてわれしたがはざるひとて、これきんじたり、そのわれしたがはざるゆゑなり。
39 イイススへり、これきんずるなかれ、けだしもっのうおこなひしものは、いまいくばくならずしてわれそしあたはず。
40 けだしなんぢてきせざるものなんぢ与属みかたなり。
41 なんぢがハリストスにぞくするゆゑもって、りて、なんぢみづいっぱいましめんものは、われまことなんぢぐ、そのむくひうしはざらん。
42 しかれどもわれしんずるせう一人ひとりつみいざなはんものは、むしろ磨石ひきうすそのくびけられて、うみとうぜられん。
43 なんぢなんぢつみいざなはば、これて、なんぢためには、残缺かたはにして生命いのちるは、ふたつありて地獄ゲエンナえざるるよりまされり、
44 彼処かしこにはかれむしせず、えず。
45 なんぢあしなんぢつみいざなはば、これて、なんぢためには、あしなへにして生命いのちるは、ふたつあしありて地獄ゲエンナえざるとうぜらるるよりまされり、
46 彼処かしこにはかれむしせず、えず。
47 なんぢなんぢつみいざなはば、これくじれ、なんぢためには、ひとつありてかみくにるは、ふたつありて地獄ゲエンナとうぜらるるよりまされり、
48 彼処かしこにはかれむしせず、えず。
49 けだしおよそひともっしほせられん、またおよそさいぶつしほもっしほせられん。
50 しほものなり、しかれどもしほそのあぢうしはば、なにもっこれしほはゆくせん。なんぢうちしほたもち、またたがひへいたもて。

10 1 イイススちて彼処かしこり、イオルダンのそとよりイウデヤのさかひきたれり。たみまたかれあつまれるに、かれつねごとまたこれをしへたり。
2 ファリセイきて、かれこころみてへり、ひとそのつまいだすはよろしきか。
3 かれこたへてへり、モイセイはなんぢなにめいぜしか。
4 かれへり、モイセイはしょきて、これいだすをゆるせり。
5 イイススかれこたへてへり、かれなんぢざんにんなるにりて、なんぢためいましめしるせり。
6 しかれどもざうせいはじめには、かみこれ男女なんにょつくれり。
7 ゆゑひとそのはなれ、
8 そのつまきて、ふたつものいったいらん、しからばかれすで二人ふたりあらず、すなはちいったいなり。
9 ゆゑかみあはせしものは、ひとこれわかからず。
10 いへりてそのもんかれまたことへり。
11 かれこれふ、そのつまいだしてめとものは、つまたいしてかんいんおこなふなり。
12 つまそのおっとてて、かば、かんいんおこなふなり。
13 をさなかれたづさきたれるあり、かれれんためなり、もんたづさふるものいましめたり。
14 しかれどもイイススこれて、いきどほりてかれへり、をさなわれくをゆるせ、これきんずるなかれ、けだしかみくにくのごとものぞくす。
15 われまことなんぢぐ、をさなごとくにかみくにけざるものは、これるをず。
16 すなはちかれいだき、そのうへせて、かれしゅくふくせり。
17 かれみちづるときあるひとはしすすみて、かれまへつまづきてへり、ぜんなるよ、われ永遠えいゑん生命いのちがんために、なにすべきか。
18 イイススかれへり、なんぢなんわれぜんとなふる、ひとりかみよりほかぜんなるものなし。
19 なんぢいましめれり、いんするなかれ、ころなかれ、ぬすなかれ、まうしょうするなかれ、あざむなかれ、なんぢうやまへ。
20 かれこたへてへり、よ、われいとけなきよりみなこれまもれり。
21 イイススかれそそぎて、かれあいし、しかうしてかれへり、なんぢなほひとつらざることあり、きてなんぢしょいうりて、ひんじゃほどこせ、しからばたからてんたもたん、かつきたりて、じふひてわれしたがへ。
22 かれことばりていろはばみ、うれひてれり、おほいなるさんてるゆゑなり。
23 イイスス環視みまはして、そのもんふ、とみたもものかみくにるはかたかな
24 もんそのことばおどろけり。イイススまたこたへてかれふ、せうよ、とみたのものかみくにるはかたかな
25 らくはりあな穿とほるは、めるものかみくにるよりやすし。
26 かれはなはだおどろきてたがひへり、しからばたれすくはれん。
27 イイススかれそそぎていはく、ひとにはよくせざるところなれども、かみにはしからず、けだしかみにはよくせざるところなし。
28 ここおいてペトルかれへり、よ、われ一切いっさいててなんぢしたがへり。
29 イイススこたへてへり、われまことなんぢぐ、われおよふくいんためいへあるひきゃうだいあるひまいあるひちちあるひははあるひつまあるひあるひはたて、
30 しかうしていまとき窘逐きんちくうちりては、いへと、きゃうだいと、まいと、ちちと、ははと、と、はたとをひゃくばいおほけ、またらいりては、永遠えいゑん生命いのちけざるものあらず。
31 ただおほさきなるものあとになり、あとなるものさきにならん。
32 イエルサリムにのぼときちゅうイイススさきだちてき、かれおどろかつおそれて、これしたがへり。かれまたじふして、おのれおよばんとすることげて
33 へり、よ、われイエルサリムにのぼる、ひとさいしょちゃうおよがくわたされん、かれこれさだめ、これはうじんわたし、
34 これはずかしめ、これむちうち、これつばきし、これころさん、しかうしてかれだいさんじつふくくわつせん。
35 ときにゼウェデイのイアコフおよびイオアンかれきていはく、よ、われもとむるところねがはくはなんぢわれためこれおこなへ。
36 かれこれへり、なんぢためなにおこなはんことをほっするか。
37 かれへり、われなんぢくわうえいうちおいて、一人ひとりなんぢみぎに、一人ひとりなんぢひだりせんことをたまものへ。
38 イイススかれへり、なんぢもとむるところらず。なんぢさかづきむことをよくするか、くるせんくることをよくするか。
39 かれへり、よくす。イイススかれへり、なんぢさかづきみ、くるせんけん。
40 しかれどもみぎおよひだりすることは、あたふべきにあらず、すなはちそなへられたるものあたへられん。
41 じふもんこれきて、イアコフおよびイオアンをいきどほれり。
42 イイススかれしていはく、しょみんしょうしてわうこうものそのたみつかさどり、たいじんそのうへけんるは、なんぢところなり、
43 ただなんぢうちにはくあるからず、すなはちなんぢうちおほいならんとほっするものは、なんぢえきしゃし、
44 なんぢうちかしらたらんとほっするものは、しゅうじんぼくるべし。
45 けだしひときたりしも、ひとつかはんためあらず、すなはちひとつかはれ、かつおのれ生命いのちあたへて、おほくのものあがなひさんためなり。
46 イエリホンにきたる。かれそのもんおよおほくのたみともにイエリホンをづるとき、ティメイのワルティメイと瞽者めしひみちかたはらしてへり。
47 れイイスス ナゾレイなりときて、かれびてへり、ダワィドのイイススよ、われあはれめ。
48 おほくのものかれいましめてもださしむれども、かれいよいよおほいべり、ダワィドのよ、われあはれめ。
49 イイススとどまりて、かればしめたれば人々ひとびと瞽者めしひびて、これふ、こころやすんぜよ、て、なんぢぶ。
50 かれ上衣うはぎてて、ちてイイススにけり。
51 イイススこたへてかれふ、なんぢなにさんことをほっするか。瞽者めしひいはく、ふうるをんことを。
52 イイススかれへり、け、なんぢしんなんぢすくへり。かれただちるをて、イイススにみちしたがへり

11 1 イエルサリムにちかづき、橄欖エレオンざんちかく、ワィファギヤおよびワィファニヤにいたらんとするとき、イイスス二人ふたりもんつかはして、
2 これふ、なんぢまへなるむらけ、そのうちらば、ただちつなぎたるわかきうさぎうまひといまらざりしものはん、これきて、きたれ、
3 なんぢなにすかとものあらば、しゅこれもとむとへ、しからばただちこれここつかはさん。
4 かれきて、岐みちもんそとつなぎたるわかきうさぎうまひて、これけり。
5 彼処かしこてるものうちあるひとかれへり、わかきうさぎうまきてなにをかす。
6 かれイイススのめいぜしごとこたへたれば、すなはちこれゆるせり。
7 すでわかきうさぎうまをイイススにきたりて、おのれころもそのうへき、イイススこれれり。
8 おほくのものおのれころもみちき、ものえだりてみちけり。
9 かつまへあとしたが人々ひとびとびてへり、「オサンナ」、しゅりてきたものしゅくふくせらる、
10 ちちダワィドのくにしゅりてきたものは、しゅくふくせらる、いたたかきに「オサンナ」。
11 イイスス イエルサリムにいたり、殿でんりて、あまね圜視みまわし、ときすでおそくなりしにりて、じふともにワィファニヤにでたり。
12 みゃうにちかれがワィファニヤをでしときかれゑたり。
13 はるか無花果樹いちじくて、これけり、そのうへところなきかと、すできたれば、そとところなかりき、無花果いちじくときいまいたらざればなり。
14 イイススこれむかひてへり、いまよりのちひとながなんぢくらからず。そのもんこれけり。
15 かれまたイエルサリムにきたれり。イイスス殿でんりて、そのうち貿易うりかひするものだし、兌銭りゃうがへするものつくゑ鴿はとひさものこしかけとをたふし、
16 かつうつはものたづさへて殿でんうちぐるをゆるさざりき。
17 またかれをしへてへり、いへばんみんためたういへとなへられんとしるされたるにあらずや、しかるになんぢこれ盗賊ぬすびと巣窟さうくつせり。
18 がくおよさいしょちゃうこれきて、如何いかにしてかれほろぼさんとはかれり、けだしかれおそれたり、しゅうみんそのをしへとせしがゆゑなり。
19 ときすでおそくなりて、かれまちそとでたり。
20 よくあさぐるとき無花果樹いちじくよりれたるをたり。
21 ペトルおもおこして、かれふ、夫子ラウワィよ、なんぢのろひし無花果樹いちじくれたり。
22 イイススこたへてかれふ、かみしんぜよ、
23 けだしわれまことなんぢぐ、ひとやまうつりてうみとうぜよとひ、しかうしてそのこころうたがはずして、そのことばごとらんとしんぜば、なにふとも、かれらん。
24 ゆゑわれなんぢぐ、およたうときもとむるところは、これんとしんぜよ、しからばなんぢらん。
25 またちてたうするときひとうらむることあらば、これゆるせ、てんいまなんぢちちなんぢあやまちゆるさんためなり。
26 ひとゆるさば、てんいまなんぢちちなんぢあやまちゆるさざらん。
27 またイエルサリムにきたれり。かれ殿でんあゆめるときさいしょちゃうがくちゃうらうかれきて
28 いはく、なんぢなんけんもっこれおこなふか、たれなんぢこれおこなけんあたへたる。
29 イイススこたへてかれへり、われまたいちごんなんぢはん、われこたへよ、しからばわれなんけんもっこれおこなふをなんぢげん。
30 イオアンの洗礼せんれいてんよりせしか、そもそもひとよりせしか、われこたへよ。
31 かれひそかしてへり、ひとよりといははば、なんぢなんかれしんぜざりしといははん、
32 ひとよりとはば、たみおそる、けだしみなイオアンをもっげんしゃなりとせり。
33 つひにイイススにこたへていはく、らず。イイススもかれこたへていはく、われなんけんもって、これおこなふをなんぢげざらん

12 1 つひたとへもっかれかたりてへり、あるひとだうゑんゑ、これまがきめぐらし、酒榨さかぶねり、ものみて、これゑんていたくしてはうけり。
2 およびて、かれゑんていよりだうをさめんために、そのぼくゑんていつかはせり。
3 かれこれとらへてち、むなしくかへらしめたり。
4 またぼくかれつかはししに、これをもいしにてち、そのかうべきずつけ、はずかしめてかへらしめたり。
5 またまたものつかはししに、これころせり、そのおほくのものあるひはうち、あるひころせり。
6 なほそのひとりあいあり、つひこれをもかれつかはしてへり、ぢんと。
7 しかれどもかれゑんていあひかたりてへり、嗣子よつぎなり、きてかれころさん、しからばそのげふわれものとならん。
8 すなはちこれとらへてころし、だうゑんそとてたり。
9 しからばだうゑんしゅなにさんか、かれきたりてゑんていほろぼし、だうゑんものたくせん。
10 なんぢせいしょに、こうてたるいしをくぐうしゅせきれり、
11 しゅところにして、われなりとすと、ふをいままざりしか。
12 かれはイイススをとらへんとはかりたれども、たみおそれたり、けだしそのかれしてたとへひしをさとれり、すなはちかれはなれてれり。
13 またかれそのことばりてあみせんために、ファリセイおよびイロドのたうにんかれつかはせり。
14 これものきたりて、かれふ、よ、われなんぢまことなるものにして、なんぴとにもかたよらざるをる、けだしなんぢかたちもっひとらず、すなはちまことかみみちをしふ、ぜいをケサリにをさむるはよろしやいなや、
15 われをさめんか、をさめざらんか。イイススかれいつはりりて、これへり、なんわれこころみる、ぎんいちまいたづさへてわれしめせ。
16 かれたづさきたりしに、これふ、たれすがたしるしなるか。いはく、ケサリの。
17 イイススかれこたへてへり、ケサリのものをケサリにをさめ、かみものかみをさめよ。かれこれせり。
18 またサッドゥケイすなはちふくくわつなしとものかれきてひていはく、
19 よ、モイセイわれためしょしてへり、ひときゃうだいして、つまのこし、のこさずば、そのきゃうだいそのつまめとりて、きゃうだいつぎおこすべしと。
20 きゃうだいしちにんありしが、だいいちものつまめとれり、しかうしてしてのこさざりき、
21 だいものこれめとりてせり、またのこさざりき、だいさんものまたしかり、しちにんこれめとりてのこさざりき、そののちつままたせり。
23 しからばふくくわつには、かれふくくわつせんときは、をんなそのうちたれつまらんか、けだししちにんこれつませり。
24 イイススかれこたへてへり、なんぢせいしょをもかみちからをもらずして、これためまよふか。
25 けだしよりふくくわつせんときは、めとらず、とつがず、すなはちてん使ごとてんるなり。
26 しゃふくくわつすることにきては、なんぢモイセイのしょに、いばらへんおいて、如何いかかみかれに、われはアウラアムのかみ、イサアクのかみ、イアコフのかみなりと、ひしをいままざりしか、
27 かみしゃかみあらず、すなはち生者せいしゃかみなり、ゆゑなんぢおほいまよへり。
28 がく一人ひとりかれろんき、イイススのこたへしをて、かれきてへり、一切いっさいいましめうちいづれだいいちたる。
29 イイススこれこたへてへり、一切いっさいいましめうちだいいちなるものは、いはく、イズライリよ、け、しゅわれかみひとつしゅなり、
30 またなんぢこころつくし、たましひつくし、おもひつくし、ちからつくして、しゅなんぢかみあいせよ、だいいちいましめなり。
31 だいこれおなじきものすなはちなんぢとなりあいすることおのれごとくせよ。ふたつものよりおほいなるいましめらず。
32 がくかれへり、かなよ、なんぢが、かみひとつにして、そのほかかみなしとひしはまことなり。
33 またこころつくし、つくし、たましひつくし、ちからつくして、かれあいし、またおのれごととなりあいするは、ことごとくのぜんぱん祭祀まつりとにまされり。
34 イイススそのもっこたへしをて、これへり、なんぢかみくにとほからず。これよりあへまたかれものなかりき。
35 イイススまた殿でんおいをしへべてへり、がくなんぞハリストスはダワィドのなりとふ、
36 けだしダワィドみづかせいしん゜によりてへり、しゅしゅへり、なんぢみぎして、なんぢてきなんぢあしだいすにいたれと。
37 くダワィドみづかかれしゅとなふ、如何いかんかれそのたる。おほくのたみたのしみてかれけり。
38 かれまたそのをしへうちへり、つつしみてがくふせげ、かれながころもにてあそぶをこのみ、街衢ちまたにはあいさつ
39 くわいだうにはしゅえんにはじゃうせきこのむ。
40 これやもめいへみ、いつはりてながいのりものは、もっともおもていざいけん。
41 イイススけんさいばこむかひてし、たみきんせんけんさいばことうずるをたり。おほくのめるものは、おほとうじたり。
42 一人ひとりまづしきやもめきたりて、「レプタ」をとうじたり、すなはちなり。
43 イイススそのもんして、これふ、われまことなんぢぐ、まづしきやもめおよけんさいばことうずるものよりおほとうじたり。
44 けだしみなその羨余あまりよりとうじ、かれそのとぼしきところより、およそてるものすなはちその生計せいけいことごととうじたり

13 1 イイスス殿でんづるときそのもん一人ひとりかれふ、よ、いし若何いかん造構かまへ若何いかんよ。
2 イイススかれこたへてへり、なんぢこれおほいなる造構かまへるか、ここにはひとついしいしうへのこらずして、みなくづされん。
3 かれ橄欖エレオンざん殿でんむかひてせるとき、ペトル、イアコフ、イオアン、アンドレイひそかかれへり、
4 ふ、われげよ、いづれときことあらん、またみならんとするときは、如何いかなるしるしあるか。
5 イイススかれこたへてへり、つつしみてひとまどはさるるなかれ。
6 けだしおほくのものおかしてきたり、われなりとひて、おほくのものまどはさん。
7 なんぢたたかひたたかひ風声うはさとをかんときおそるるなかれ、けだしるべし、ただなほ末期をはりにはあらず。
8 けだしたみたみめ、くにくにめん、処々ところどころしんあり、きんへんらんあらん、これなんはじめなり。
9 なんぢみづかつつしめ、けだし人々ひとびとなんぢこうくわいわたし、くわいだうむちうたん、またなんぢためゆゑしょしょわうまへてられん、かれしょうさんためなり。
10 ふくいんかならずばんみんつたへらるべし。
11 なんぢきてわたさんときなにふべきをおもんぱかなかれ、またあらかじはかなかれ、すなはちそのときなんぢあたへられんことへ、けだしなんぢはんとするにあらず、すなはちせいしん゜なり。
12 きゃうだいきゃうだいちちわたし、おやめ、かつこれころさん。
13 なんぢためしゅうじんにくまれん、ただをはりいたるまでしのものすくはれん。
14 なんぢげんしゃダニイルにりてはれたる荒廃あれはてにくむべきものからざるところつをば、(ものさとるべし、)そのときイウデアにものやまのがるべし。
15 うへものいへくだるべからず、そのいへよりものらんためうちるべからず。
16 ものそのころもらんためかへるべからず。
17 そのにははらめるものちちまするものとはわざはひなるかな
18 なんぢぐることのふゆらざらんためいのれ。
19 けだしそのらんとするくわんなんは、かみばんぶつつくりしはじめよりいまいたるまで、いまくのごときはらざりき、のちまたらざらん。
20 しゅそのげんぜざりしならば、およそにくしんすくはれざりしならん、しかれどもかれそのえらびしところえらばれたるものためそのげんじたり。
21 そのときひとなんぢげて、よハリストスここにあり、あるひよ、かしこりとはば、しんずるなかれ。
22 けだしハリストおよげんしゃおこりて、ちょうせきとをほどこし、よくすべくば、えらばれたるものをもまどはすにいたらん。
23 なんぢつつしめ、われあらかじみななんぢへり。
24 そのかれくわんなんのちくらみ、つきそのひかりほどこさず、
25 ほしてんよりち、てんせいふるうごかん。
26 そのときひとおほいなるけんのうくわうえいとをもっくもりてきたるをん。
27 そのときかれそのてん使つかはし、そのえらばれたるものふうよりあつめて、はてよりてんきはみいたらん。
28 無花果樹いちじくたとへまなべ、そのえだすでやはらかにして、きざせば、なんぢなつちかきをる。
29 くのごとなんぢこれことるをば、ときちかくして、もんるをれ。
30 われまことなんぢぐ、いまかずして、みなるをん。
31 てんはいせん、しかれどもことばはいせざらん。
32 そのそのときは、これものなし、てん使つかひらず、ただちちのみこれる。
33 つつしめ、けいせいたうせよ、けだしなんぢいづれとききたるをらず。
34 たとへばひとかんとして、そのいへはなるるときそのしょぼくけんあたへ、おのおのすべきことをさづけ、閽者かどもりけいせいせんことをめいぜしがごとし。
35 ゆゑけいせいせよ、けだしなんぢしゅいづれときすなはちくれに、あるひはんに、あるひけいめいに、あるひ平旦あさきたるをらず、
36 おそらくは、かれにはかきたりて、なんぢぬるにはん。
37 なんぢけいせいせよとふは、すなはちしゅうじんふなり

14 1 二日ふつかのち逾越節パスハおよぢょ酵節かうせつなり。さいしょちゃうがくとは如何いか詭計あざむきもちゐて、イイススをとらへて、これころさんとはかれり、
2 ただへり、節期まつりおいてすべからず、おそらくはたみうちらんおこらん。
3 かれがワィファニヤにおい癩者らいしゃシモンのいへりてせきせるときひとりをんなあたひたっとじゅんりょうなる「ナルド」のにほひあぶられるぎょくうつはたづさきたり、うつはやぶりて、かれかうべそそげり。
4 あるものいきどほりて、あひかたりてへり、にほひあぶら麋費つひえなんためぞ、
5 けだしここぎんさんびゃくあたひりて、まづしきものほどこすをしならん。すなはちをんなとがめたり。
6 イイススへりこれけ。なんこれわづらはす、かれためわざせり、
7 けだしまづしきものつねなんぢともにし、なんぢほっするときこれぜんおこなふをわれつねなんぢともにするにあらず。
8 かれよくするところおこなへり、すなはちからだあぶらぬりて、これはうむりそなへたり。
9 われまことなんぢぐ、ぜんかいうちおよふくいんつたへられんところには、をんなししことべられて、そのねんらん。
10 ときじふひとりなるイウダ「イスカリオト」さいしょちゃうけり、イイススをこれらんためなり。
11 かれきてよろこび、ぎんかれあたへんことをやくしたれば、かれ如何いかにして好機をりおいこれわたさんとはかれり。
12 ぢょ酵節かうせつはじめすなはち逾越節パスハこひつじほふときもんイイススにふ、われきて、何処いづこなんぢため逾越節パスハしょくそなへんことをほっするか。
13 かれ二人ふたりもんつかはして、これふ、まちけ、みづれるかめたづさふるひとなんぢはん、これしたがひて、
14 そのところいへあるじげよ、ふ、もんとも逾越節筵パスハしょくすべきしつ何処いづこるかと。
15 かれなんぢかざりてそなへたるおほいなるたかどのしめさん、彼処かしこわれためそなへよ。
16 もんでて、まちきたりしに、そのひしごとことへり、すなはち逾越節筵パスハそなへたり。
17 くれおよびて、かれじふともきたる。
18 すでせきしてしょくするとき、イイススへり、われまことなんぢぐ、なんぢうち一人ひとりわれともしょくするものは、われらん。
19 かれうれひて、じふいちかれへり、われあらずや、またものふ、われあらずや。
20 こたへてへり、じふうちひとりわれともさらひたものこれなり。
21 ひとく、これしてしるされしがごとし、ただひとものわざはひなるかな、ひとうまれざりしならば、かれためかりしならん。
22 かれしょくするとき、イイススぱんしゅくふくしてこれき、かれあたへてへり、りてくらへ、われたいなり。
23 またしゃくり、かんしゃしてかれあたへしに、みなこれめり。
24 かれへり、われしんやくおほくのひとためながさるるものなり。
25 われまことなんぢぐ、われまただうよりまずして、かみくにおいあたらしきものいたらむ。
26 すでうたひて、橄欖エレオンざんけり。
27 イイススかれふ、なんぢみなこんわれためつまづかん、けだししるせるあり、われぼくしゃたん、しかうしてひつじらんと。
28 ふくくわつのちわれなんぢさきだちてガリレヤにかん。
29 ペトルかれへり、みなつまづくとも、われしからざらん。
30 イイススかれふ、われまことなんぢぐ、こんにちにはとりふたたびかざるさきに、なんぢたびわれまん。
31 かれますますりょくげんしてへり、われなんぢともすとも、なんぢまざらん、みなまたくのごとへり。
32 ゲフシマニヤとづくるところきたりて、イイススそのもんふ、なんぢここして、きていのるをて。
33 すなはちペトル、イアコフ、イオアンをたづさへておのれともにし、おそれかなしみとをもよほせり。
34 またかれふ、たましひうれひてちかづけり、なんぢここりてけいせいせよ。
35 すなはちすこしくはなれて、ふくし、よくすべくば、ときかれぎんことをいのりて
36 へり、「アウワ」ちちよ、なんぢにはよくせざるところなし、さかづきをしてわれぎしめよ、しかれどもほっするところらずして、なんぢほっするところるべし。
37 つひきたりて、かれぬるをて、ペトルにふ、シモンよ、なんぢぬるか、いちけいせいするあたはざりしか、
38 なんぢけいせいせよ、たうせよ、誘惑いざなひらざらんためなり、しん゜はいさめども、にくたいよわし。
39 またきて、おなじきことばひていのれり。
40 かへりて、かれまたぬるをたり、そのみたればなり、かれなにもっかれこたふべきをらざりき。
41 だいさんきたりて、かれふ、なんぢなほねてやすむか、みぬ、ときいたれり、よ、ひと罪人ざいにんわたさる。
42 きよ、かん、よ、われわたものちかづけり。
43 かれなほときたちまちじふひとりなるイウダはきたり、つるぎぼうとをてるおほくのたみさいしょちゃうがくおよちゃうらうよりつかはされしものは、かれともにせり。
44 イイススをわたものかれしるしあたへてへり、接吻せっぷんせんものは、すなはちひとなり、かれとらへて、つつしみてこれけと。
45 きたりて、ただちかれきていはく、夫子ラウワィ夫子ラウワィすなはちかれ接吻せっぷんせり。
46 かれそのをイイススにきて、これとらへたり。
47 ここてるもの一人ひとりつるぎきて、さいちゃうぼくちて、そのみみげり。
48 イイススかれへり、なんぢ盗賊ぬすびとむかごとく、つるぎぼうとをちてわれとらへんためでたり。
49 われなんぢとも殿でんりてをしへしに、なんぢわれとらへざりき、しかれどもせいしょかなふべし。
50 そのときみなかれててはしれり。
51 ひとりわかものたいぬのまとひて、かれしたがひしに、兵卒へいそつこれとらふ、
52 わかものぬのてて、たいにしてはしれり。
53 イイススをきて、さいちゃういたりしに、彼処かしこにはさいしょちゃうちゃうらうがくことごとあつまれり。
54 ペトルとほかれしたがひて、さいちゃうちゅうていうちり、下吏したやくともして、あたたまれり。
55 さいしょちゃうおよぜんこうくわいは、イイススをいたさんために、かれたいするしょうもとめたれども、ざりき。
56 けだしおほくのものかれたいしてまうしょうしたれども、そのしょうはざりき。
57 あるものちて、かれたいしてまうしょうしてへり。
58 われそのふをけり、いはく、われにてつくられたる殿でんこぼちて、三日みっかうちにてつくられざるものてんと。
59 ただしょうまたはざりき。
60 ここおいさいちゃううちちて、イイススにひてへり、なんぢこたふるところなきか、かれなんぢたいしてしょうするところ如何いかん
61 しかれどもかれもくねんとして、いつこたへざりき。さいちゃうまたかれひてへり、なんぢさんせらるるものハリストスなるか。
62 イイススへり、われなり、かつなんぢひとだいのうみぎし、てんくもりてきたるをん。
63 そのときさいちゃうおのれころもきていはく、われなんまたしょうしゃもとめん、
64 なんぢそのかみけがすをけり、なんぢ如何いかおもふか。かれみなこれあたものさだめたり。
65 ここおいあるものかれつばきし、またそのおもておほひて、かれちてへり、げんせよ、下吏したやくまたそのほほてり。
66 ペトルしたちゅうていときさいちゃうしもめ一人ひとりきたり、
67 ペトルのあたたまれるをて、これそそぎていはく、なんぢもナザレトのイイススとともりき。
68 しかれどもかれみてへり、われなんぢところらず、またさとらず。すなはちそと前庭ぜんていでたれば、にはとりけり。
69 しもめまたかれて、かたはらてるものへり、ひとそのともがら一人ひとりなり。
70 かれまたみたり。少頃しばらくありて彼処かしこてるものまたペトルにへり、まことなんぢそのともがら一人ひとりなり、けだしなんぢはガリレヤじんにして、なんぢ言語ことばたり。
71 かれのろかつちかへり、われなんぢところひとらずと。
72 ときにはとりふたたびけり。ペトルはイイススのかれに、にはとり二次ふたたびかざるさきなんぢたびわれまんと、ひしことばおもおこしてけり。

15 1 平旦よあけおよびて、ただちさいしょちゃうちゃうらうがくおよぜんこうくわいともしふし、イイススをしばりて、きてピラトにわたせり。
2 ピラトかれへり、なんぢはイウデヤじんわうなるか。かれこたへてへり、なんぢふ。
3 さいしょちゃうおほくのこともっかれうったへたり。
4 ピラトまたかれひてへり、なんぢこたふるところなきか、よ、なんぢたいしてしょうすること幾何いくばくぞ。
5 イイススなほいちごんこたへざりき、ピラトあやしむにいたれり。
6 節期まつりには、かれ一人ひとりめしうどを、たみもとむるところまかせてゆるすことありき。
7 ときにワラウワとづくるものそのともはかものともつながれたり、すなはちさうらんとき殺人ひとごろしししともがらなり。
8 たみこゑげて、つねかれためおこなひしごとさんことをもとめたれば、
9 ピラトこたへてへり、なんぢにイウデヤじんわうゆるさんことをほっするか。
10 けだしさいしょちゃう娼嫉ねたみりてかれわたししをれり。
11 しかるにさいしょちゃうたみすすめて、むしろワラウワをゆるさんことをはしめたり。
12 ピラトこたへてまたかれへり、しからばなんぢがイウデヤじんわうづくるものには、なにさんことをほっするか。
13 かれまたさけびてへり、かれじふていせよ。
14 ピラトかれへり、かれなんあくおこなひしか。しかれどもかれいよいよさけべり、かれじふていせよ。
15 そのときピラトたみのぞみはしめんとほっして、ワラウワをかれゆるし、イイススをむちうちて、じふていせんためわたせり。
16 兵卒へいそつかれきて、ちゅうていうちすなはちこうかいいたり、ぜんえいあつめ、
17 かれむらさきのうはぎせ、いばらかんむりみてかうむらせ、
18 そのあんひてへり、イウデヤじんわうよろこべよ。
19 またあしもっそのかうべち、かれつばきし、ひざまづつきてかれはいせり。
20 すでたはむをはりて、そのむらさきのうはぎぎ、かれころもせ、じふていせんためかれけり。
21 あるキリネヤのひとシモン、すなはちアレキサンドルおよびルフのちちが、よりきたぐるをひて、そのじふはしめたり。
22 ゴルゴファのところやくすれば、髑髏されかうべところいたりて、
23 没薬もつやくまじへたるさけかれませしに、かれけざりき。
24 かれじふていせしものそのころもわかち、たれなにんとくじれり。
25 だいさんりて、かれじふていせり。
26 そのつみふだしるしてへり、イウデヤじんわうと。
27 かれとも二人ふたり盗賊ぬすびとじふていせり、一人ひとりそのみぎ一人ひとりそのなり。
28 ここおいせいしょことばかなへり、いはく、つみおかものともかぞへられたりと。
29 ぐるものかれそしり、かうべうごかしてへり、ああ殿でんこぼちて三日みっかこれつるものよ、
30 おのれすくひてじふよりくだれ。
31 おなじくさいしょちゃうがくともあざけりて、あひかたりてへり、にんすくひて、おのれすくあたはず。
32 ハリストス、イズライリのわういまじふよりくだるべし、われかれしんぜんためなり。かれともじふていせられしものかれののしれり。
33 だいろくおよび、晦冥くらやみぜんおほひて、だいいたれり。
34 だいにイイススおほごゑびてへり、「エロイ、エロイ、ラマ、サワファニ」やくすれば、かみかみよ、なんわれてたる。
35 かたはらてるものうちあるひとこれきてへり、よ、イリヤをぶ。
36 一人ひとりはしきて、かいじゅうたし、あしつかねて、かれましめてへり、しばらけ、イリヤきたりて、かれおろすやいなやをん。
37 イイススおほごゑはつして、いきえたり。
38 とき殿でんまくは、うへよりしたいたるまでけて、ふたつとなれり。
39 かれむかひてちたるひゃくちゃうは、そのびていきえしをて、へり、ひとまことかみなり。
40 彼処かしこまたはるかのぞめるをんなあり、そのうちにマリヤ「マグダリナ」、せうなるイアコフとイオシヤとのははマリヤ、およびサロミヤ、
41 すなはちかれがガリレヤにりしときにもかれしたがひてつかへしものおよそのかれともイエルサリムにのぼりしおほくのをんなありき。
42 すでれしに、(備節そなへにして安息日スボタぜんじつなりしゆゑ)、
43 アリマフェヤのひとイオシフ、たふとみづからもかみくにてるものきたり、ぜんとしてピラトのもとりて、イイススのしかばねもとめたり。
44 ピラトそのすでせしをあやしみ、ひゃくちゃうして、かれしてひさしきかとひ、
45 ひゃくちゃうよりこれりて、しかばねをイオシフにあたへたり。
46 かれぬのひ、これしたしてぬのつつみ、これいはうがちたるはかき、いしはかもんまろばせり。
47 マリヤ「マグダリナ」およびイオシヤのははマリヤはかれきたるところたり

16 1 安息日スボタぎて、マリヤ「マグダリナ」イアコフのははマリヤ、およびサロミヤ、かうれうひたり、きてイイススにらんためなり。
2 七日なぬかはじめはなはだはやく、はかきたる、づるころなり。
3 あひかたりてへり、たれわれためいしはかもんよりうつさん。
4 げて、いしすでうつされたるをる、けだしそのいしはなはだおほいなり。
5 かれはかりて、はくたるせうしゃみぎかたせるをおどけり。
6 かれこれふ、おどなかれ、なんぢじふていせられしナザレトのイイススをたづぬ、かれふくくわつして、ここらず、よ、これかれきしところなり。
7 きて、そのもんおよびペトルにげてへ、かれなんぢさきだちてガリレヤにく、なんぢ彼処かしこおいかれん、そのなんぢひしがごとしと。
8 をんないそでて、はかよりはしり、をののかつおどろきて、いちごんひとげざりき、おそれしがゆゑなり。
9 七日なぬかはじめあさはやく、イイススふくくわつして、づマリヤ「マグダリナ」、すなはちそのかつななついだししところものあらはれたり。
10 をんなきて、さきかれともりしかなしけるものげたれども、
11 かれその生きて、これられたりときて、しんぜざりき。
12 そののちかれうち二人ふたりむらとき、イイススかはりたるさまもっこれみちあらはれたり。
13 二人ふたりかへりて、ものげしに、かれをもしんぜざりき。
14 つひじふいちもんそのせきあひだあらはれて、そのしんなきとこころかたくななるとをめたり、かれふくくわつしたるをものしんぜざりしゆゑなり。
15 またかれへり、ぜんかいきて、ふくいんことごとくのじゅざうぶつつたへよ、
16 しんじてせんくるものすくはれ、しんぜざるものつみさだめられん。
17 しんずるものにはきうちょうしたがはん、りて、いだし、あらたなる方言ことばひ、
18 へびり、どくむとも、かれがいせざらん、びょうしゃせば、ゆるをん。
19 しゅかれかたりしのちてんのぼり、かみみぎせり。
20 かれでて、はうをしへつたへ、しゅかれたすけ、これしたがきうちょうもっそのことばかためたり、「アミン」